2027年春の公立高校入試、特色化選抜を廃止し「学校設定枠」 募集は635人減

新潟県教育委員会は10月23日、2027年度(令和9年度)の公立高校入学者選抜の募集人数と選抜要項を発表した。全日制と定時制を合わせた募集人数は1万1,905人で、前年度より635人少ない。これまでの特色化選抜を廃止し、一般選抜の中に「一般枠」と各校が設ける「学校設定枠」をつくるなど、入試の仕組みも大きく変わる。

2027年3月に中学校を卒業する見込みの生徒は1万7,389人で、前年より651人減る。入学者選抜を行う公立高校は80校104学科で、募集学級は全日制282学級(前年度297学級)、定時制18学級(同19学級)の計300学級。募集人数は全日制が1万1,270人(同1万1,870人)、定時制が635人(同670人)となる。

新しい学校として、国際情報高校の校舎内に全日制単位制の「国際フロンティア高校」を設ける。ケンブリッジ国際教育プログラムを取り入れた「グローバル探究科」で、2学級80人を募集する。これに伴い、国際情報高校の専門系は募集を停止する。定時制では、新潟市立明鏡高校の普通科夜間部が募集を停止する。

全日制で募集学級を1学級減らす学校と学科は次の通り。

【募集学級を1学級減らす学校(全日制)】
村上高校(普通)
新潟南高校(普通)
新潟東高校(普通)
新津南高校(普通)
加茂高校(普通)
長岡高校(普通)
長岡大手高校(普通)
長岡農業高校(農業)
柏崎常盤高校(普通)
塩沢商工高校(地域創造工学)
十日町高校(普通)
上越総合技術高校(工業)
高田商業高校(総合ビジネス)
新井高校(総合)
糸魚川白嶺高校(総合)

入試の仕組みでは、特色化選抜を廃止し、一般選抜の中に二つの募集枠を設ける。「一般枠」はすべての学校・学科が設け、すべての志願者が出願する。「学校設定枠」は、各校が求める生徒像(アドミッション・ポリシー)を踏まえて学校・学科ごとに設ける枠で、希望する志願者は一般枠に加えて同じ学校・学科の学校設定枠にも出願できる。学校設定枠の選抜は、調査書と学力検査の成績に、各校が行う「その他の検査等」の結果を合わせて行い、学校によっては加点もある。一般枠の募集人数は、全体の募集人数から学校設定枠の合格者数を除いた人数となる。

学校・学科ごとの一覧によると、学校設定枠を設けるのは県立39校と新潟市立明鏡高校の計40校。新潟東高校(普通科)や長岡商業高校(総合ビジネス科)は48人以内、国際フロンティア高校は募集80人のうち40人以内を学校設定枠としている。学校設定枠に出願する場合は、調査書に加えて「学校設定枠志願理由書」や、大会・コンクールの実績などを証明する書類を求める学校もある。

このほか、欠員補充のための2次募集で学力検査をやめるほか、選抜の日程を全体的に前倒しする。中学校が作る調査書はウェブ出願システムで提出するようになり、調査書への職印の押印も不要になる。

一般選抜は2027年2月8日から10日に出願を受け付け、志願変更は16日から18日。本検査は25日と26日の2日間で、全日制は1日目に5教科の学力検査を行い、2日目は実施する学校で一般枠の学校独自検査と学校設定枠の「その他の検査等」を行う。追検査は3月2日と3日、合格発表は3月8日。欠員補充のための2次募集は、3月11日と12日に出願を受け付け、15日に選抜、16日に合格発表を行う。

【関連リンク】
新潟県 令和9年度新潟県公立高等学校入学者選抜要項(PDF)

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