妙高市内で下痢原生大腸菌による食中毒が発生

患者は全員快方へ

8月22日正午頃、8月19日に妙高市内の飲食店「アルペンブリック タトラ館」を利用した複数名が胃腸炎症状を呈している旨、同飲食店から上越保健所に連絡があった。

同所が調査した結果、8月19日に同飲食店で提供された食事を喫食した13グループ374人のうち、13グループ181人が、20日午前2時頃から、腹痛、下痢などの症状を呈していたことが判明。検査の結果、9グループ58人の患者便から下痢原生大腸菌O166が検出された。

同所は、患者に共通する食事が同飲食店で提供された食事に限られること、患者の便から下痢原生大腸菌O166が検出されたこと、医師から食中毒の届出があったことから、同飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と断定した。なお患者は全員快方に向かっている。

一方、上越保健所がアルペンブリック タトラ館に対して行う措置は以下の通り。
・営業停止処分9月5日(1日間)(営業自粛8月22日から9月4日までの14日間)
・調理施設の清掃消毒、調理器具・設備の洗浄消毒、従事者の健康管理の徹底を指示
・調理従事者に対して衛生教育を実施予定

なお今年9月4日現在、県内での食中毒発生状況は、件数20件(昨年同期9件)、患者数400人(同77人)となっている。

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