「第7回日本海研究集会」が開催される

テーマは日本海北部でも注目が高まる「ズワイガニ」

70人が参加した

「第7回日本海研究集会」が28日、新潟市中央区万代市民会館で開催された。主催は、日本海水産研究所、水産海洋学会、水産研究・教育機構日本海区水産研究所、 新潟県水産海洋研究所。

 今回のテーマは、これから旬を迎える「日本海北部(新潟、山形、秋田)のズワイガニ」。

ズワイガニは、日本海を代表する水産資源。日本海西部で漁獲されるズワイガニはブランドが確立されているほか、経済的価値向上のための様々な取り組みが行われている。

一方、日本海北部におけるズワイガニの漁獲量は日本海西部の10分の1程度で、底魚漁業のなかの位置づけは高くなかった。だが、最近、わが国全体でズワイガニの単価が上昇していることや、日本海西部に比べて漁期が長いことなどから、日本海北部においても資源を有効利用する機運が高まっているという。そうしたことから、日本海北部のズワイガニがテーマに選定された。

なお会は2~3年毎に開かれているが、「ズワイガニ」は初めてのテーマという(前回の小浜開催=2016年のテーマは「サワラ」であった)。

会場には、日本水産研究所、大学研究者だけでなく、県や、県内外の漁協、市場仲卸等流通関係者、生産者など70人が参加。

「日本海のズワイガニ資源」、「日本海西部や北部におけるズワイガニ漁業の現状と課題」、「新潟県におけるズワイガニの単価向上に向けた取り組み」、「日本海北部におけるベニズワイガニ漁業と観光資源としての活用」などについての講演や、熱心な討議に耳を傾けていた。

日本海水産研究所の本多仁所長は、「ズワイガニや紅ズワイガニ資源は国やそれぞれの県ごとに厳しく管理されている。今後とも消費者への安定供給に努めて行きたい」と述べていた。