新潟県政記念館で、首里城の火災を受けての防火指導が行われる


旧議事堂内。避難訓練は、奥の檀上が火元、右側のパネルを見ている人が観覧者の想定で行われた

首里城の火災を受け、改めて火災予防への注意喚起

12日、新潟県政記念館にて、新潟市消防局立会いの下、防火指導が行われた。

新潟県政記念館は1883年に建てられた旧県会議事堂で、その建造物は国の重要文化財に指定されている。同じく国の重要文化財である首里城が10月31日、火災によって焼失したことを受けて、改めて火災予防への注意喚起や消防用設備等の管理状況の確認、避難と消火の訓練が行われた。

訓練ではまず、火災報知設備や消火器設置場所がそれぞれ適切に運営されていることが確認され、その後、旧議事堂を火元と想定した避難訓練が実施された。

避難訓練が始まると、「火事だ」との掛け声のもと、職員が議事堂に駆け付け、まずは観覧者を避難誘導(観覧者役は別の職員)。その後、事務局内の固定電話を使って消防へ通報する場面も訓練として、実施された。

消防への通報訓練。左の壁にあるのが、火災通知機(火災報知設備)

消火器の指導

消火訓練では、「消火器は火元まで5メートルに近づいてから発射すること」等の消防局からの指導があり、この通りに職員が実際に、火元に見せかけたボードに水消火器を噴射した。

訓練が終わり消防局からは、「現状維持で、(火事が発生した場合には)適切な対応をお願いしたい」とのコメントがあった。

また、新潟県政記念館ではかねてより定期的に消防設備の点検を行っているが、関根廣志館長は、「国民の財産を守っているという自覚を持ち、気を引き締めて維持管理に努めたい」と述べていた。

なお新潟市消防局では今月15日まで、市内にある文化財保護法で保護されている建造物を対象に、今回と同様の防火指導を行う予定だ。