総合車両製作所新津事業所、5000両製造記念式典

「祝5000車両製造」の記念プレートを付けて山手線を走行

5000両製造記念式典

鉄道車両メーカー、株式会社総合車両製作所(J-TREC、横浜市、宮下直人代表取締役社長)は14日、新津事業所の製造車両数が5000車両に達しことを記念し、同事業所構内で式典を行った。

 

宮下直人社長は式典のあいさつで「5000車両を一つのステップに、尽力、努力を重ねて新しい時代にふさわしい鉄道車両を新津から生み出していきたい」と話した。5000車両目に製造されたE235系は「祝5000車両製造」の記念プレートを付けて、山手線を走るという。

 

新津事業所は平成6年10月、JR東日本新津車両製作所として鉄道の街・新津に製造工場を設立したことが発足の契機とされる。その後、平成26年に、それまでのJR東日本直営から、同グループ企業のJ-TRECに経営統合され、現在に至る。

JR東日本を代表する通勤電車・近郊型電車のE233系、E235系をはじめ、小田急、東京都交通局・相模鉄道などに車両を供給し続けてきた。特に山手線の車両として知られるE235系の製造を請負い、現在では同路線のすべての車両が新津事業所で製造されている。

J-TRECでは2015年から「SUSTINA」というステンレス車両のブランドを展開。車両のデザイン性、環境親和性を高めたうえで、車両プラットフォーム(車体構造、機器システム)を共通化する設計スタイルを採用した。こうした技術開発で、新津事業所の生産能力も、開設当初の「3日で1車両」のペースから「日産1車両」へと格段に効率化が進んだという。また現在ではフルデジタル制御装置搭載の車両が標準化するなど、先端技術への取り組みも進んでいる。

宮下直人社長

山手線の車両「E235系」はすべて新津事業所の工場で製造されている

近年は新潟県内を走る「E129系」も新津で製造されるようになった