折り紙アート作家の相波葉子さん(新潟県長岡市在住)「長岡花火を世界に発信したい」


折り紙アート作家の相波葉子さん(岩塚製菓株式会社の本社ショールーム)

新潟県長岡市在住の相波葉子さんは、国内外で評価が高い折り紙アート作家である。実兄は、新潟観光カリスマで上越観光案内協会の永見完治会長(新潟県上越市在住)で、兄妹で地元の有名人だ。

相波さんが折り紙アートを始めたきっかけは、地元で開催されていた「お雛様展」を見たことだという。「お雛様展」の折り紙を用いた作品に感銘を受けてその講師に会いに行き、しおりをもらったが、元々書家であった相波さんは「(折り紙作品に)さらに書を添えればもっと素敵なのに」と思い、自らも折り紙アートを始めた。

相波さんは創作のコンセプトについて、「私は、本などは見ない。頭の中で描いたアートを沢山折って、箱に山ほど入れる。すべて創作の折り方だ。今では日本の第一人者として、コラボレーションのオファーが8社から10社ほどからある」と話す。2021年は新作を4つ製作した。

岩塚製菓とコラボした「魅惑の化粧箱」

相波さんは今年6月に岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)とコラボレーションし、長岡花火を描いたパッケージの商品を発売。「魅惑の化粧箱」と名付けられたこの数量限定商品は好評を得て完売した。

パッケージに使われている作品は2013年に制作したもの。相波さんは新潟県旧・小国町(現・長岡市)の生まれだが、生まれ故郷の小国和紙を使ってこよりを作り、繊細な花火を表現している。長岡花火のフェニックスなどを表現するために、1,000本ものこよりをピンセットや楊枝を使って折ったという。

相波さんは「長岡市の花火は『きれいだなあ』と見て終わるのではない。戦争で爆弾が落ちて、一面野原になり亡くなった方が多いこの地で、慰霊、鎮魂、平和の祈り、復興の4つの想いを込める花火。ここ10年くらい前から、その想いをアートに表現したいと思い始めた」と話す。

この作品をシティホールプラザ・アオーレ長岡で展示していたところ、当時の森民夫市長がネットで配信することにもなった。「その結果、あるテレビ局が1週間、私の自宅に密着取材に来た。地震から10年ということで、2015年の10月23日に全国放送で5分間私の企画が放映された。今でも全国の方から『あの時テレビに出ていた人ですか』と言われてうれしい」(相波さん)。この作品はフランス、オランダ、イタリアでも評価されているという。

2013年から海外に進出し、長岡市の代表としてアメリカ・ハワイのホノルルに折り紙を指導に行った。その後、台湾やベトナムにも行ったこともある。相波さんは「長岡花火は素晴らしい。世界一ということを世界に発信したい」と力強く語った。

相波さんの作品に対する海外からの表彰状

(文・梅川康輝)



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