新潟県内の野党各党の代表が13日、新潟駅前で街頭演説


街頭演説の様子

新潟県内の野党各党の代表が13日、新潟市中央区の新潟駅万代口前で、自衛隊の中東派遣や桜を見る会の問題などをめぐる政府の対応を追及する街頭演説を行った。

街頭演説では、立憲民主党県連代表で衆議院議員(新潟1区)の西村智奈美氏、衆議院議員(新潟4区)の菊田真紀子氏をはじめ、共産党新潟県委副委員長の渋谷明治氏、社民党新潟県連幹事長の渡辺英明氏、新社会党新潟県本部委員長の小林義昭氏、緑・にいがた代表の中山均氏などが演説を行い、道行く人々に訴えた。

桜を見る会の招待者名簿の取り扱いをめぐっては2019年秋以降、野党が国会の場などで追及。1月10日の閣議後の記者会見で、菅儀偉官房長官は2013年から2017年までの招待者名簿について、名簿の取り扱いを記す行政文書管理簿に未記載だった点について記者団に問われた際、取り扱いに関して公文書管理法違反があったことを認めた。

こうしたなか、西村氏は、桜を見る会などに関する安倍政権の対応を取り上げ、「権力の私物化が許されてはいけない」と批判。さらに、菊田氏も「国民はわかっているのに、それでも嘘を突き通そうとしている」と述べ、それぞれ20日から始まる通常国会で追及する姿勢を見せた。

演説を行う衆議院議員の菊田真紀子氏

自衛隊の中東派遣に関しては、既に11日、海上自衛隊の哨戒機部隊が出発し、20日から現地での情報収集活動に当たる。護衛艦「たかなみ」も来月には出発予定だ。加えて、安倍総理は11日から15日までの日程で、事態のエスカレーションを避けるため、地域の緊張緩和と情勢安定化に重要な役割を果たす中東3か国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、オマーン)を訪問している。

こうした状況に対し、西村氏は「アメリカのイランにおける国際法違反が極めて強い出来事によって中東地域の緊張が高まる中で、自衛隊派遣の発令があった。こんなことが国会の審議を経ることなく行われたことに、心からの憤りを持って抗議したい」と批判した。

演説を行う立憲民主党新潟県連代表で同党衆議院議員の西村智奈美氏

年内の解散も予想される衆院選に関しては、共産党新潟県委副委員長の渋谷明治氏(元県議会議員、元市議会議員)が「市民と野党の共闘をさらに強めて、県民の願いにこたえる政治にしたい」と述べ、野党共闘を今後も強化する姿勢を見せた。また、社民党新潟県連幹事長の渡辺英明氏は「新潟で積み上げてきた野党共闘こそが最大の武器。焦って合流するよりも、共闘関係を地道に作り、新潟の在り方を全国に地道に広げていく」と訴えた。

新潟県は2017年の衆院選で小選挙区全6区のうち4つの区で自民党候補が敗北したほか、2019年の参院選においても野党統一候補である打越さく良氏が勝利。次の衆院選でも激戦が予想されている。