新潟市で10日、ツブ貝を原因とする食中毒が発生


新潟市で10日、ツブ貝を原因とする食中毒が発生した。

患者は男性1人、女性2人の計3人。患者らは9日夜、新潟市内の販売店でツブ貝を購入。家庭で調理して食べたところ、嘔吐やめまいなどの症状がみられたため、医療機関を受診した。患者はいずれも入院せず、快方に向かっているという。

調査の結果、残品がツブ貝(エゾボラモドキ)であり、医師から食中毒患者であると届け出があったこと、中毒症状がテトラミンによるものと一致したことから、新潟市保健所は、ツブ貝を原因とする家庭内の食中毒と断定し、市民への注意喚起のために公表することとした。

この食中毒は唾液腺を除去せずにツブ貝を食べることで発症する。症状としては頭痛、めまい、船酔い感、視覚異常、嘔吐などがみられ、発症から数時間で回復し死亡例はない。テトラミンは加熱しても分解されないため、予防策としては調理前に唾液腺を確実に除去することが必要だ。

なお、新潟県の統計によれば、平成26年から30年まで、年平均21.8件の食中毒が発生。件数及び患者数でみると、ノロウイルスやカンピロバクター、寄生虫がいずれも上位を占め、比率としては約6割にのぼる。

【新潟県の食中毒統計】
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_04/con02_04_03.html
【テトラミン食中毒に関する厚生労働省ホームページ】
https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_det_14.html