新潟県上越市で2回目のインバウンドセミナーが開催される

ロッテアライリゾート

上越市インバウンド推進協議会(山﨑邦夫会長)は7日、第2回インバウンドセミナーを上越市の直江津学びの交流館で開催した。スキーシーズンによるインバウンド増加に伴い、昨年7月に続いて行われた。市内の観光関係者約50人が集まり、中谷高士ロッテアライリゾート代表取締役、牧鮎子キューピットバレイインバウンド担当係長の講演を聞いた。

同協議会の会長は直江津駅前のホテル、ハイマート社長の山﨑氏。インバウンドセミナー第1回は昨年7月に上越文化会館で開かれ、約50人が参加した。国交省北陸地方整備局、米国の世界最大のオンライン旅行会社であるエクスペディアからそれぞれ担当者が来て講演した。

ロッテアライリゾートの中谷氏は神奈川県湘南出身で米国の大学を卒業後、大手旅行代理店エイチ・アイ・エスに約20年勤務。その後、長崎県佐世保のハウステンボスの取締役として同社を再建。昨年7月からロッテアライリゾートの代表取締役を務める。

中谷氏は「インバウンドは決して特殊ではない。日本人が海外に行けばインバウンドになる」と語った。ロッテは妙高のパウダースノーと上級者向けのスキー場がウリで、オーストラリア人を中心に多くのインバウンドが訪れている。中谷氏によると、インバウンドは昨年12月の半月で約2500人、1月は約5000人、2月は1月以上の人数だという。

中谷氏は講演で、インバウンド観光のポイントとして、①妙高のパウダースノーなどの再発見が大事②えちごトキめき鉄道の「雪月花」、富士芝桜まつりなど自分で作り上げる必要性③御朱印のブームなど時代への対応④ニーズに合わせ努力することが必要――と説明した。

観光列車「雪月花」

また、「外国人は見たことのない風景や、文化・風習などのギャップに興味を持つ。例えば雪。みなさんがアフリカの砂漠に行ったら新鮮に感じるのと同じ」と語り、長野県飯山市信濃平のかまくら祭りにインドネシア人が日帰りで来ていたことも紹介。同祭りには中谷氏も見に行ったとのことで、「見せ方が大事だ」と語った。

次に、キューピットバレイの牧係長が登壇。上越市唯一のスキー場で通訳として勤務している。牧氏も神奈川県の出身で、海外留学の経験を持つ。
牧氏は「上越には外国人目線で魅力になることが一杯ある。私の移住の決め手になったのは、上越は海も山もあり、山にいても新鮮なお刺身が食べられること。外国人はお刺身が好き」と語った。

また、実例として、中国人の声が聞こえて嫌な気分になったという日本人のアンケートがあったことを紹介し、「日本人と外国人のバランスをどうとるかが課題」と語った。そのうえで、インバウンド向けとして、「今後は海を見たり、お刺身ツアーなどを考えていきたい」と語った。

最後に、公益社団法人上越コンベンション協会の武石雄司観光振興専門官が、上越、妙高、糸魚川の3市広域連携による外国人利用客の案内力向上のためのツアーを1月に、外国人スキー場スタッフなどを対象に実施したことなどを報告した。