新型コロナウイルス、新潟市で新たに3人が陽性


左から新潟大学大学院の齋藤玲子教授、中原八一市長、野島晶子保健衛生部長

新潟市は2日、新潟市秋葉区で感染が明らかとなった60代の男性患者の濃厚接触者の検査結果について公表した。それによると、陽性は、県が公表した加茂市在住の40代男性を含め、新潟市東区在住の60代女性(無職)、新潟市東区在住の50代女性(無職)、新潟市中央区在住の50代男性(自営業)の4名だった。

秋葉区の患者の濃厚接触者は、加茂市の男性を含め50人。このうち40名が検体採取済みで、陽性4人、陰性25人となった。残りの11人は3日に結果が判明する予定。また10人はまだ検体採取していないという。

陽性だった新潟市在住の3人は、現在自宅待機中で、3日に新潟市民病院に入院する予定。

また、「不特定多数が利用する施設などでの濃厚接触の場合、注意喚起のため、施設名などを公表することがある」などという厚労省の通達があるが、今回、陽性となった新潟市在住の3人は、不特定多数の人が集まる環境での感染ではなかったため、新潟市では、個人情報などに配慮して、濃厚接触した回数や場所などを明らかにしなかった。なお県内初となる秋葉区の患者を含め、県内では5人が陽性となったが、現時点の調査では、この5人が一緒にいたという場面はなかったという。

今回陽性となった4人は、いずれも秋葉区の患者が25日に発熱の症状が出る前に接触していたという。ただ、まだ行動歴や海外渡航歴などの詳細はわかっておらず、秋葉区の患者から感染したかどうかは(可能性は高いが)不明という。

また、今回陽性となった人の濃厚接触者を把握するため、今回陽性となった人の行動歴の調査をすでに始めたそうだ。

一方、初の感染者が確認されて以降、市の説明では、秋葉区の患者(県内初の感染者)は、マスクをしていて、行動歴も近隣スーパーに行った程度だったという説明がされてきた。その中で、比較的、広範囲で陽性となった人が出たことで、市民の間に不安が広がるのではないという質問が相次いだ。これに対し、「(秋葉区の患者は)マスクを移動していた時に使用していたという説明をしてきた。また(感染の可能性がある)濃厚接触者を特定できていて、もれなく連絡をしている」と市では話していた。

今回の説明の場に同席した新潟大学大学院の齋藤玲子教授(公衆衛生学)は、「複数人が出たということで感染のリスクは増している。ただ、ほかの市町村を見ると、調査の及んでいる範囲から大きく飛び火してしまっているところはあまりない。(大規模なイベントが原因だったなどと言われている)北海道は状況が少し違い、新潟はまだその状況ではないと考えている」などと話していた。