糸魚川総合病院(新潟県糸魚川市)が働き方改革中間報告会をZoomでライブ配信

オンライン発表会の現場の様子

JA新潟厚生連糸魚川総合病院糸魚川総合病院(新潟県糸魚川市)は3日、働き方改革中間報告会を開き、会場の糸魚川総合病院から各病院やメディア関係者にZoomでライブ配信した。

最初に、長崎大学病院の宮本俊之准教授から働き方改革の具体的な取り組みと成果について発表が行われた。宮本准教授は交通事故患者などを受け入れ、手術をする外傷センターを管理している。

宮本准教授は「シフト制にすることで、週4日のシフトで土曜日、日曜日は休めるようになった」ことや、「時間労働も週約20時間に短縮された」と報告した。一方で、「月に80件から90件の手術件数があり、一定数の手術件数を確保していることから、働き方改革の効果が出てきている」と話した。

次に、糸魚川総合病院モデルチームの内視鏡チーム、医事課チーム、手術室チームから発表が行われた。内視鏡チームの発表者は、コミュニケーションを円滑にするため、医師や看護師のスタッフ全員の名前と顔社員の一覧を作ったと発表。その結果、朝の挨拶が明るくなったという。

医事課チームは、最大9日間の長期休暇を取れるようにするという目標を立てたと発表。そのために、業務マニュアルを作成した。その中で、他の担当者の仕事を理解したり、無駄な作業を発見できたりしたという。

手術室チームは、勤務時間や夜間勤務の短縮に取り組んでおり、看護師の配置を3人から2.5人に減らすなどした。

これらの発表を受けて各チームでのディスカッションが行われた後、最後に糸魚川総合病院の山岸文範病院長が挨拶した。

医事課チームの発表者

 

糸魚川総合病院

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓