新潟県の関係人口増加のスペシャリスト、南雲氏の取り組みに迫る


「フェイスブック新潟県人会」トップページ

フェイスブック上で新潟県人会を立ち上げ、関東地域を中心に新潟県産品のPRや広範なジャンルで交流会を開催するなど、新潟県の関係人口増加に取り組むスペシャリストがいる。企業の採用支援を行うITベンチャーに勤務する、南雲克雅氏だ。

南雲氏は元々、新潟県十日町市に生まれ、南魚沼市塩沢で育った生粋の新潟県人であり、採用支援を手掛ける県内外の企業に勤務する中で、中越地震が発生した際や東日本大震災発生から間もない頃にも企業の事業再開に向けた支援に従事するなど、復興支援に関する豊富な経験を有する人物だ。

業務を通じて数多くの人と人とのつながりを生み出す中で、南雲氏は2011年、フェイスブック上で新潟県人会を立ち上げるに至った。この新潟県人会は既に、フォロワー総数が約1万8000人を超えるほどで、新潟県の関係人口増加に大きく貢献する存在になりつつあると言っても過言ではない。

この新潟県人会立ち上げに関して、南雲氏は「私は当初、財団法人の東京新潟県人会青年部に所属したのですが、もっと気軽に、ビジネスに関して協力し合えるコミュニティがあればという思いが根底にありました。さらに、立ち上げ当時の2011年には東日本大震災が発生するなど、人と人とのつながりが注目された時期でもあり、今も本業でお世話になっている県立国際情報高校時代の先輩からアドバイスをいただき、立ち上げに至りました」と語る。

南雲克雅氏。2011年に「フェイスブック新潟県人会」を設立

この新潟県人会では、東京都内にある新潟県産の品々や意外と知られていない新潟県の隠れた名産品に関するフェイスブック上での情報発信や会員同士の情報交換のほか、隔月に1回のペースで会員同士の交流会開催といった活動を展開している。さらに、新潟県人会は関東地方の各県にも支部があるほか、歴史探訪や写真といった趣味別のグループも合わせると支部総数は約20にのぼるという。

こうした新潟県人会には、様々な観光協会、地域おこし協力隊の担当者からも個別で協力依頼が来ており、南雲氏としては今後、新潟県の関係人口増加の取り組みとして、県をはじめとする市町村との連携も視野に入れたいと話す。ただ、課題としては、県人会の管理が南雲氏1人に集中しすぎていることが挙げられ、組織化や活動拡大を目指して社団法人化への準備を進めているという。

さらに、南雲氏によれば、新潟県人会では今後、へぎそばのPRを通じた新潟県の関係人口増加やYouTubeチャンネル開設による新潟県のPRを計画しているという。

へぎそばのPRに向けて、南雲氏は既に、新潟県人会内に日本へぎそば部を設立。この日本へぎそば部は、『にい・にい・にい』と数字の2が並ぶ2月22日を「新潟の日」と位置づけ、この日に千代田区末広町の蕎麦屋「越後屋」で、へぎそばを手掛ける店舗から協賛を得て「越後へぎそばの陣」と題した交流会を開催するという。南雲氏は、イベント開催の狙いについて、「へぎそばは、県外でまだまだ知名度が低いのが現状です。知名度を徐々に高めて、日本四大そばの1つに入れることを視野に入れ、外からムーブメントを起こし、へぎそばを通じた新潟県の関係人口増加を図りたいと思っています」と語る。

2月22日開催の「第69回首都圏新潟県人会~越後へぎそばの陣~」

また、YouTubeのチャンネル開設については、首都圏で活躍する新潟県出身者が経営する店舗や新潟県の隠れた名産品などをPRし、国内外での新潟県のさらなる知名度アップを図るという。南雲氏は「新潟県には、県内でこそ広く知られているものの、全国ではまだ知られていない光る特産品が数多くあります。こうした品々をもっと世の中に広めていきたいと思っています」と語る。南雲氏は既に自室に放送用の機材をそろえるなど、着々と準備を進めており、放送開始まで秒読みといった状況だ。

フェイスブック新潟県人会URL/https://www.facebook.com/niigatakenjinkai/

biz Link2020年3月10日号より転載



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