アクシアル リテイリングの2020年3月期決算(連結)は売上高と経常利益が過去最高を記録


エクスプレスマーケット城岡店

スーパーマーケットの「原信」「ナスル」「フレッセイ」を展開するアクシアル リテイリング株式会社(長岡市)は1日、2020年3月期決算(連結)を発表した。

2020年3月期の連結経営成績は、売上高2,408億9,800万円 (前年同期比2.4%増)、営業利益94億6,700万円(同0.6%減)、経常利益97億800万円(同期比0.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益62億3,900万円(同2.9%減)となった。1株当たり当期純利益は270円22銭。

売上高は、第2四半期(2019年4〜9月)まで堅調に推移し、その後、暖冬少雪で季節品の動きが鈍ったものの、消費税増税後の影響を見据えた様々な販売促進対策(※1)が奏功したほか、新型コロナウイルス感染症流行による内食需要の高まりで伸長、過去最高の実績となった。

営業利益は、新規出店2店舗、移転新設1店舗、改装4店舗(※2)にかかる投資費用の発生、消費税増税後の集客対策のための販売促進費用の投入、社会保険加入対象者の増加による法定福利費の増加などで、販管費が増加したため、前年同期に比べ若干減少した。

経常利益は、金融費用の削減に加え、省エネ投資に関連した補助金受領により、営業利益の減少を補うことができたため、前年同期に比べ若干増加し、過去最高の実績となった。

親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失の増加により、前年同期に比べ減少した。

(※1)商品面では、自慢のこだわり商品、他にはない商品、海外直輸入先の新規開拓による価格・品質を兼ね備えた商品、健康・簡単便利な生活を志向した商品などの品揃えを拡充したほか、プライベート・ブランド(PV)商品の新規投入や改良を実施した。また価格面では、購買頻度の高いコモディティ商品について、価格の切り下げによる低価格訴求を行った。このほか、販売促進面で、スマホアプリを活用した新たな販売促進手法への取り組み、クーポン配布や広告戦略、販売促進企画の実施時期、内容の見直しを行った。

(※2)出店については、原信下飯野店、フレッセイ有馬店を新設したほか、ナルス直江津東店を移転新設した。改装については、原信岩上店、フレッセイ片貝店、フレッセイ駒形店、ナルス国府店で実施した。なお、ナルス直江津東店の移転新設に伴い、旧・ナルス直江津東店および原信春日新田店を閉鎖した。

一方、セグメント別の業績は以下の通り。

【スーパーマーケット】
来店客の期待に添える商品・サービス、接客に向けた継続的なレベルアップの取り組みに加え、消費税増税後における様々な施策が有効に作用。さらに新型コロナウイルス感染症流行による内食需要の高まりがあったことで、既存店の買上点数は、前年同期に比べ1.1%増加。既存店の一品単価も前年同期に比べ0.2%増加した。この結果、既存店の客単価は、前年同期に比べ1.3%増加した。

来店客数は、夏季において梅雨明けが遅れ、来店頻度の減少が見られたものの、冬季の少雪により、来店客数は、既存店で前年同期に比べ0.3%の減少にとどまり、全店では近年の新規出店店舗の効果で前年同期に比べ0.9%増加した。

一方、原信ネットスーパー、原信ナルスネットショッピングの売上高は年々伸長しているほか、ネットショッピングで、利便性向上を目指し9月にWebサイトのリニューアルを実施した。

またグループのIT企業でてあるアイテック、総合メディア企業である高速印刷が主体となって、スマホアプリの開発を行ない、10月に「原信ナルスアプリ」を、2月に「フレッセイアプリ」をiOSおよびAndroid向けにそれぞれ配信開始した。なおアプリは、チラシ、店舗情報、料理レシピ、クーポン配信などの機能が備わっており、配信開始以来、タダウンロード数、利用者数とも増加している。

【情報処理事業】
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売が情報機器の需要増で増加した。一方、外部顧客向けの販売は、納期に至った受注案件が比較的中小のものであったため減少した。この結果、売上高は前年同期に比べ13.8%増加したが、営業利益は体制の強化に伴う人件費の増加により前年同期に比べ14.2%減少した。

【印刷事業】
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売は、安定した受注により前年同期に比べ増加した。外部顧客向けの販売も、販路の拡大に努め増加した。この結果、売上高は前年同期に比べ6.2%増加した。ただ営業利益は原材料費の価格上昇と体制の強化に伴う人件費の増加により前年同期に比べ24.4%減少した。

【清掃事業】
主力であるスーパーマーケット事業向けの販売は、安定した受注により前年同期に比べ増加した。外部顧客向けの販売も前年同期を若干上回った。この結果、売上高は前年同期に比べ5.5%増加。営業利益も前年同期に比べ2.4%増加した。

以上の結果、2020年3月期連結における、その他の事業(スーパーマーケット事業以外)の売上高は54億3000万円(前年同期比9.5%増)、営業利益は5億9900万円(前年同期比5.2%減)となった。

2021年3月期の連結業績予想は売上高2,420億円(当年同期比0.5%増)、営業利益83億円(同12.3%減)、経常利益85億円(同12.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益55億円(同11.8%減)を見込んでいる。 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が収束していないことから、先行きについては、非常に見通しの難しい状況となっているという。



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