新潟県妙高市の地域のこし協力隊が着任挨拶で戸別訪問

  • 4週間前
  • 上越

妙高市の地域のこし協力隊に就任した小林彰さん。着任の挨拶周りを行った

新潟県妙高市の地域のこし協力隊に就任した小林彰さん(60)が7日、地元住民の家を1軒ずつ訪問し、自家製の総菜を渡して着任の挨拶周りを行った。例年は集会を開いてお披露目となるが、新型コロナウイルスの影響により、戸別訪問となった。

東京都出身の小林さんは同市内の長野県境近くの長沢地区に着任し、同地区のそば店「長沢茶屋」の担い手として採用された。東京都国立市でそば店を3年間経営していたが、地域のこし協力隊に合格し、東京の店を畳んで妙高市に来た。

「長沢茶屋」はNPO法人いきいき長沢が指定管理者で運営していたが、そば打ちとして1人だけ残っていた担当者が体調不良で店を離れたことから、市は担い手の募集を開始。市から小林さんに給与が支払われ、同NPOが引き続き店舗の管理運営を行う。長沢そばは歴史が100年近くある田舎そばで、つなぎに使う山菜のオヤマボクチの風味が特徴といわれている。

長沢地区は75世帯で200人弱の集落。市職員によると、高齢化率50%以上という。小林さんの任期は3年で、長沢地区の地域のこし協力隊としては2人目となる。1人目の男性は任期を終え、結婚して隣の上越市に在住している。

同日は、卵やチーズ、ほうれん草などをパイ生地に挟み込み、オーブンで焼いたフランスの郷土料理であるキッシュを小林さんが全世帯に手配りした。渡された住民は嬉しそうに受け取っていた。生地が柔らかく高齢者にも食べやすく、日持ちもすることから、キッシュにすることにした。

小林さんは「妙高市のホームページを見て、後継者がいないと知り、私がやらなければと思った。1月から3月は店を閉めるが、妙高市にとどまり、メニュー開発や食べ歩きをしたい。後継者も育てるのが私の役割だと思っている」と話した。

 

小林彰さん。東京都国立市でそば店を3年間経営していたが、地域のこし協力隊に合格し、東京の店を畳んで妙高市に来たという



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