コジマタケヒロのアルビ日記2022 Vo.3 堀米悠斗「チームとして」


堀米悠斗選手(©ALBIREX NIIGATA)

個人の集まり。これが「グループ」の定義だとしたら、「チーム」とはなんだろう。

J2第4節、対秋田の試合で、新潟は0対1と今季初黒星。アウェーの地にも関わらず、多くのサポーターが駆けつけたスタンド。試合後、堀米悠斗キャプテンがサポーターに向かって声を放った。

それから2日後、15日の朝、自身のインスタグラムを更新。そこにはこう書かれていた。〈今日の練習から。自分達にいま、出来ることは結果を受け止めて、勝つために日々努力すること。自信を失わないこと。バラバラにならないこと。〉。

「いい攻撃が何回かあった! 惜しかった! じゃダメなのは、選手が一番よく分かっています。たとえ、(秋田戦のピッチが)ああいうコンディションだったとしても、試合に臨んだ以上言い訳はできません。一方で、サポーターの方々は今ブーイングを出せない。でも、あの試合結果に、いろいろと思うこともある。きっとある。なにかしらを発信しなければいけない。キャプテンとしてそう感じたので……」。

「チーム」とはなんだろう。

とあるところにはこう書かれている。共通の目標を持つ人々の集団、と。その後にはこうも記されている。互いに支え合うことで結果を導き出す、と。

「年明けに、自主トレでクラブハウスに来たときにキャプテンの打診をいただきました。ここ2年の経験を生かしたいな、もう一度チャレンジしたいな、というのがあったので、その場でやりたいですと返事をしました。リキ(松橋力蔵監督)さんは、本当に信頼でき、人間性もすばらしい人。選手みんなが、リキさんのためにも勝ちたい、と思い、練習や試合に向き合っています。その中でも、僕はキャプテンに選んでいただいた期待に応えないといけない。先頭に立ってプレーはもちろん、それ以外でも、リキさんの目指すサッカー選手像、その手本になれるように、と考えながら、日々を過ごしています」。

個人的な印象として、堀米選手は、昨季より厳しさが増したように思える。それは堀米選手自身に対してもそうだし、ほかの選手に対しても。迷いがなくなったというか……。

「この数年繰り返してきたことを、また繰り返したくはありません。『みんながだいたいこういうことを思っているだろうから』ではダメなんです。しっかりと言葉にして意識を統一することが大事だと思います。僕たちがやれるのはこの1週間、日々の練習でどれだけ試合を想定して、緊張感をもって準備できるか。日々の集中力、緊張感をもう1段階高めていかないと……。それから、サポーターの方々との間に距離ができてはダメだと思っています。彼らも含めてチームの一体感だから。次の試合に向けて僕たちだけではなく、サポーターの力を借りたい。一緒に戦う雰囲気を作り出すというのはすごく試合に影響します。SNSを見ている選手も少なくないです。でも、そこで見たものの積み重ねで自信を落とすことだってあるかもしれません。そうならないように苦しいときこそサポートしてもらいたい。そんなふうに思う局面が開幕早々訪れているので……」。

アルビレックス新潟は19日(土)には甲府を、26日(土)には群馬を相手にホーム2連線に臨む。それぞれがそれぞれの立場で、万全の準備をして臨もうじゃないか。みんなの目標は同じなのだから。

 

◎アルビライター コジマタケヒロ

練習、ホーム戦を中心に日々取材を続ける、アルビレックス新潟の番記者。また、タウン情報誌の編集長を務めていた際に、新潟県内の全日本酒蔵をひとりで取材。4冊の日本酒本を出した、にいがた日本酒伝道師という一面も。(JSA認定)サケ・エキスパート



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