新潟県十日町市が申請したストーリーが今年度の日本遺産に認定


写真はイメージです

新潟県は19日、十日町市が申請した「究極の雪国とおかまち―真説!豪雪地ものがたり―」が国の日本遺産審議委員会の審議を経て、今年度の日本遺産に認定されたと発表した。今年度は全国から69件の申請があり、21件が認定された。新潟県からの申請は認定された1件のみだった。

文化庁によると、日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化や伝統を語るストーリーを認定するもの。また、ストーリーを語る上で、不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって活用し、国内外に発信することにより地域の活性化を図る狙いがある。日本遺産は2020年までに100件程度の認定が予定されていたところ、2015年から2020年度までの6年間で、104件が認定された。なお、新規認定の募集については、2020年度をもって当面は最後となる。

市街地でも平年の積雪深が2mを超える世界有数の豪雪地として知られる十日町だが、ストーリーの概要は同市には着物、食べ物、建物、祭、美の物語が揃っているとし、人々は雪と闘いながらも恵みを活かして暮らし、雪の中に楽しみさえも見出して住み続けてきたという内容。

具体的には、着物では江戸時代の越後縮にはじまり、江戸時代末期には絹織物が生産され始めたほか、明治期には麻織物から絹織物へと転換し、現代に続く絹織物産地としての体制が確立した。豪雪によって育まれた忍耐強さと、より良いものを生み出そうとする意志の強さだとまとめている。

また、食べ物では、稲作が盛んで全国屈指の米どころあり、また、へぎそばは織物の糸の糊付けに使う海藻、布海苔をつなぎとして加えており、つるつるとした独特の食感と風味が生まれ、同地の名物となっているとまとめた。そのほか、十日町雪まつりや大地の芸術祭アートトリエンナーレなどにも言及している。

県の担当者によると、「多言語のパンフレットなどで発信する可能性もある。県唯一の国宝の縄文時代の土器が出た場所で、歴史的な強みがある」と話している。



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