ブルボンが2021年3月期第1四半期決算(連結)を発表、利益は大きく増加


JR柏崎駅前にたつブルボン本社(写真左から2番目のビル)

株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)は28日、2021年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。売上高は278億7,800万円(対前年同期比100.4%)、営業利益9億2,600万円(同193.8%)、経常利益9億3,900万円(195.6%)、親会社株主に帰属する純利益5億9000万円(185.5%増)だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大による外出、イベントなどの自粛で、菓子・飲料・食品業界は、在宅機会の増加から家庭内で保存できる一般食品の需要が一時的に増加したものの、感染拡大の収束が見通せない状況を受け、消費者の生活防衛意識が一段と高まり、個人消費は弱含みで推移した。

こうしたなか、ブルボンでは、家庭内時間の増加や働き方改革、女性の活躍推進などによる社会の変化、健康志向の高まりによる消費者の購買行動の多様化など、日々変化する顧客ニーズへの対応として、求められる価値の実現に取り組んだ。加えて、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発に取り組むとともに、テレワークなどの推進を図りながら可能な範囲で最大限の店頭フォロー活動を続けた。

この結果、外出やイベント自粛などの影響により伸び悩んだ商品群があったものの、家庭内需要の高まりによりビスケット品目を中心に大袋商品やロングセラー商品が伸張したことから、売上高は前年同期並みとなった。

利益面では、生産性の向上とコストの削減に継続して取り組んだことと、一部エネルギーコストが当初の予測に比べやや持ち直したことから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を大きく上回った。

営業品目別の概況は以下の通り。

 

【菓子】

合計売上高は、268億1,900万円(対前年同期比101.1%)だった。ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しているが、ビスケット品目では、宇治抹茶をたっぷり入れて焼きあげた「128gミニ濃厚宇治抹茶ブラウニー」や、「139gミニバームロールバナナクリーム」、「40本エリーゼゴールデンパイン」などを発売。また季節に合わせた商品展開策として抹茶、バナナ、ゴールデンパイン&ゴールドキウイといった各種フェアを実施した。さらに、「十六穀のパウンドケーキ」を発売し健康志向のニーズに応えた商品展開を行った。

バータイプ商品群や「プチ」シリーズなどの個食商品の需要は伸び悩んだ。一方、在宅機会の増加からファミリーサイズ商品群やオリジナルビスケット商品群、スタンダードビスケット商品群などは好調に推移した。また、気温の高くなる季節に向けて品揃えを強化したカップゼリーの「くだもの習慣」シリーズや、「ピッカラ」「ピーパリ」などロングセラーのライススナック商品群も堅調に推移した。

チョコレート品目では、「アルフォートミニチョコレート」シリーズにおいて、バナナ味や「白のアルフォートミニチョコレート」を発売。また、小粒タイプの「ドットビット」シリーズや、「ブランチュールミニチョコレートチョコミント味」、「もちもちショコラチョコミント味」を発売し品揃えの強化に取り組んだほか、カップスナック商品群では、「じゃがチョコグランデ宇治抹茶」を発売しブランドの活性化を図った。ファミリーサイズ商品群と袋チョコレート商品群が好評だった一方、感染症対策に伴う外出自粛の影響から土産物品などの需要が影響を受けた。

白のアルフォートミニチョコ

 

 

飲料・食品・冷菓・その他

合計売上高は、10億5,900万円(対前年同期比86.6%)となった。

飲料品目は、「牛乳でおいしくつめたいココア缶190」の取り扱いが拡大し順調に推移したことや、「おいし いココナッツミルク」シリーズも引き続き支持されたが、既存品の競争激化の影響から、前年同期を下回った。

食品品目は、素材の持つ優しい味わいを活かした女性目線で開発した新ブランド「ナクア」シリーズにおいて、「ココナッツミルクのクッキー」と「豆乳バナナのクッキー」をルート限定で発売。また、「スローバー」シリーズにメープルナッツクッキーを発売し品揃えの強化を図ったほか、前期末に発売した「プロテインバーチョコレートクッキー(WG)」の販売ルートを拡大した。保存缶商品は需要が高まりを見せ、前年同期を上回った。

冷菓品目は、「ルマンドアイス」の拡売に引き続き取り組んだことに加え、菓子商品のロングセラーブランドを活かした“お菓子アイス”として、「ロアンヌアイス」、「ガトーレーズンアイス」、「シルベーヌアイス」の販売を地域限定で開始、商品の認知向上に努めたものの、競争激化により前年同期を下回った。

ロアンヌアイス

その他では、通信販売事業で、顧客ニーズに応える品揃えを強化し、リピーターの増加に取り組んだ。

自動販売機事業は、設置台数の増加を図った。ただ感染症対策による移動制限の影響から自動販売機の利用機会が減少し、販売は伸び悩んだ。

酒類販売事業は、「のんびりふんわり白ビール」の発売に加え、ナショナルブランド商品群が好調に推移したものの、外出自粛による土産用受託商品の需要減少と輸出商品の伸び悩みにより、前年同期を下回った。

なお4月28日の「決算短信」で公表した第2四半期連と、通期の連結業績予想に変更はない。



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