コジマタケヒロのアルビ日記2022 Vol6 三戸舜介 「ふさわしい選手」


三戸舜介(©ALBIREX NIIGATA)

昨日よりも今日。今日よりも明日。
楽しくありたいし、うまくなりたい。
向上心ある生活というは、厳しさも伴うが充実感に溢れていると思う。

「斜めや横から攻めていくのは得意なのですが、縦へのドリブルは苦手で……。今季は、練習後、タツさん(田中達也アシスタントコーチ)にいろいろと教えていただいています」

プロ入り1年目となる昨季は37の背番号を背負い、全25試合に出場。2得点1アシストという結果を残した。華麗なステップからのドリブル突破で多くのサポーターを虜にした。

今季はじめ、背番号を14に変更。昨季引退した田中達也選手(現・アシスタントコーチ)から受け継いだ、サポーターの思い入れのある番号だ。「今季は自分自身、結果にこだわりたいと思っています。形はどんなものでもいい。どんなに泥臭いゴールでもいいから、とにかく結果を残したいです。得点数とアシスト数を合わせて、ふた桁。これが今季の最低ラインの目標です」

ゴールデンウイーク期間も含めた怒涛の5連戦。J2第14節、ホームに金沢を迎えたこの試合、新潟は1−0で勝利。三戸選手は、伊藤涼太郎選手のゴールのきっかけとなる縦への突破のほか、チーム最多となる8本のシュートを放ち、チームに勢いをつけた。中でも印象的だったのは、12分に放ったロングシュート。

「インターセプトした瞬間、前を向くと相手のゴールキーパーが少し前に出てきているのが見えました。ピッチに水がまかれていて、ボールが滑ると思ったので、速いグラウンダーのシュートを打ちました。今日(22年5月4日)は1万7,000人を超えるサポーターの方が来場してくださいました。ピッチに立った瞬間、『多くの人たちが来ている、いつもにも増してすごいな』と思ったのと同時に、『いいプレーを見せたい』とも思いました。得点を上げることはできませんでしたが、積極性は見せられたのではないとか思っています。今、至恩くんがゲームに出られない分、僕自身チャンスが回ってくる回数、試合に出る回数も増えています。『至恩くんがいないから勝てない』とは絶対に言われたくないので、もっと頑張って、(至恩くんが)戻ってくるまでにもっと結果を残さないと。(至恩くんは)いい先輩であると、同時に超えていかないといけない存在だとも思っているので……。今季の至恩くんもそうですが、僕も攻撃面だけではなく、守備面でもチームに貢献できる選手になれるように頑張りたいと思います」

今季ここまで1得点、0アシスト。

三戸選手がどこまで自ら掲げる目標に迫り、どれほど上回れるか。彼がその数字を超えれば超えるほど、きっとチームも今季の目標により近づいていく。攻守に躍動する若き力にこの後の試合も注目だ。

◎アルビライター コジマタケヒロ
練習、ホーム戦を中心に日々取材を続ける、アルビレックス新潟の番記者。また、タウン情報誌の編集長を務めていた際に、新潟県内の全日本酒蔵をひとりで取材。4冊の日本酒本を出した、にいがた日本酒伝道師という一面も。(JSA認定)サケ・エキスパート



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