新潟県内企業の女性社長比率は6.6%で全国41位

  • 2週間前
  • 経済

女性社長比率の推移

株式会社帝国データバンク新潟支店は10日、今年4月末における新潟県内企業の女性社長比率は6.6%で全国41位だったと発表した。新潟県の女性社長比率は30年前の1990年から2.3ポイント上昇したが、以前として1割を下回る状況が続いている。女性社長の少ない要因として、農業、建設業など女性社長の比率が低い業種の割合が高いという産業構造が影響しているほか、女性の起業・創業も少ない(後述)ことなどがあるという。

女性社長を年代別に見ると、最も割合が高いのが「70〜74歳」(21.9%)。以下、「65〜69歳」(15.8%)、「60〜64歳」(11.9%)と続いた。なお平均年齢は65.2歳(男性社長は61.6歳)。

就任経緯では「同族継承」による割合が62.2%で最も高く、2019年(61.8%)から増えた。「創業者」(21.3%)、「買収」(0.8%)、「外部招聘」(0.6%)、「出向・分社化」(1.7%)は前年から割合が減少した。なお、判明した新任女性の就任経緯をみると、「内部昇格」「創業者」「同族継承」の割合が高かった。

年商規模別では、「5,000万円未満」が9.5%で最高。以下、年商規模が大きくなるにつれ、比率は低下する傾向にあり、「50億〜100億円未満」(1.1%)、「100億円以上」(2.5%)などとなった。

業種別(10業種)では、「不動産業」(16.3%)が最高で30年前から8.1ポイント上昇し、上昇幅も最も大きかった。以下、「金融・保険」(9.7%)、「小売」(9.5%)と続き、BtoC業種で女性社長比率が高くなった。他方、「農林水産」(3.0%)、「建設」(3.7%)の女性社長比率は低かった。

業種細分類別では「美容業」(46.8%)が全業種で最高となった。

出身大学別に見ると、「新潟大学」(8人)がトップ。以下、新潟県内の大学が上位を占めた。

主な女性社長は株式会社マルタケ(医薬品卸、田中香枝子氏)、株式会社川崎商会(ガソリンスタンド経営、川崎良子氏)、歴世礦油株式会社(石油卸、中静朝子氏)など。上場企業では、株式会社スノーピーク(アウトドア用品製造、山井梨沙氏、東証1部)、株式会社キタック(地質調査業務、中山正子氏、JASDAQ)の2社。

また主な新任女性社長は、株式会社スノーピーク(アウトドア用品製造、山井梨沙氏、2020年3月就任)、有限会社高喜鉄工(鉄骨工事、北村智子氏、2019年5月就任)、環境整備株式会社(浄化槽清掃保守点検、善宝絵梨氏、2019年12月就任)、株式会社松乃井酒造場(清酒製造、古澤みゆき氏、2019年11月就任)。

一方、都道府県別では沖縄県(11.3%)でトップだった。また全国と新潟と比較して、女性社長に就任経緯をみると、創業者の割合が全国35.5%であるのに対し、新潟県は21.3%。起業・創業者の少なさが課題となっている新潟県だが、女性の起業・創業でみても低かった。



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