花角英世氏「大きな信任をいただいた」、新潟県知事選挙で再選を果たした花角氏が記者会見を開催
29日投開票の任期満了に伴う新潟県知事選挙で再選を果たした現職の花角英世氏は30日、新潟県庁で合同記者会見を開いた。
投票日から一夜明け、記者会見に臨んだ花角氏は「率直に嬉しいという気持ちと、一定の安堵した気持ち。そして、職責の重さを感じ、これからの県政に臨む緊張感。これらがない交ぜになっている」と今の心境を述べた。
また、花角氏への投票数が70万票を超える結果となったことについては、「大きな信任をいただいた。(県政については)これまでの方向感で進めて行きたいと思う」と話した。
選挙活動の中で見えてきた課題について、花角氏は「街頭演説や個人演説会の合間で接触をした県民からは様々な望んでいる事や抱えている課題を耳にした。農業を元気にしてほしいという声や経済を元気にしてくれという声が多かったと思う。あるいは、子育てについて話された女性も多かった」と振り返った。
一方、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働については、花角氏はかねてより県の3つの検証が終わった段階で議論を始め、一定の結論を示した上で、県民の意思を確認するプロセスをとると示している。
県民の意思を確認するプロセスについては、「県民の意見の確認の仕方について、今の時点で決めているものはない。『真意を問う』という形は、最も明確で重い方法だ。知事選挙も一つの方法だと思うが、それ以外のやり方もあると思う」と話し、明言はしなかった。