菅新政権に対する新潟県内の反応は?


菅義偉首相

自民党の菅義偉総裁(71)は16日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第99代首相に選出された。新政権に対する新潟県内の反応を紹介する。

新潟県の花角英世知事は「このたびの内閣総理大臣就任に心からお祝いを申し上げます。今回の内閣は、安倍政権からの継続性を重視しながら、『国民のために働く内閣』を目指す総理の姿勢が示されたものと受け止めております。国においては、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、内外に課題が山積しており、迅速かつ着実な取組をお願いしたいと思います。地方においては、人口減少や経済の停滞など、活力を保つことが非常に難しくなっております。総理は、官房長官でおられたときから、地方創生に取り組んでこられましたが、総理就任後も地方へ思いを寄せた積極的な取組を期待しております。また、もはや一刻の猶予も許されない拉致問題については、去る7月に当時の菅官房長官から『拉致被害者全員の帰国に向けてさらに取り組んでいく』と力強い言葉をいただきました。今後も、引き続き、最重要課題として、具体的な成果を出せるよう取り組んでいただきたいと思います」とのコメントを出した。

花角英世知事

新潟市の中原八一市長は、「このたびの菅新内閣の発足にあたり、菅総理大臣は前政権の取り組みの継承を掲げ、新型コロナウイルス感染症の収束と落ち込んだ経済の回復を重視する考えを示されています。私としては、○新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立に向け、我々地方自治体と危機感を共有し、連携した取り組みの推進○近年頻発する大規模な自然災害に備え、防災・減災対策を一掃の強化○道半ばである地方創生の更なる推進、東京一極集中の是正○一刻の猶予もない拉致問題など外交、安全保障○ウイズコロナ、アフターコロナ時代を切り拓き新しい方向に日本を導く–などに期待しており、菅総理大臣には強いリーダーシップを発揮していただき、全力をあげて取り組んでほしいと思います」とのコメントを発表した。

中原八一市長

自民党新潟県連会長の高鳥修一衆議院議員は、「議員票だけでなく、地方の党員票においても他の候補を圧倒しており順当な結果。官房長官として安倍総理を8年近く支えてきたことから政権の「継続性」とコロナ禍での「安定性」が支持された理由と思う。秋田の農家に生まれ、東京に出てアルバイトで学費を稼ぎ大学に通った話は、農業県である新潟でも共感を生んだと思う。地方への目配り気配りを大いに期待したい」とコメント。

高鳥修一衆議院議員(写真左から2番目)

自民党所属の齋藤洋明衆議院議員は「まず安倍総理の7年8か月のご苦労を労いたい」と話し、続けて、「(自民党総裁選に出馬した)3人とも素晴らしいが、国内外の情勢が厳しいなか、安倍内閣の基本政策を受け継ぎつつ、しっかりと日本の立場を発信し、政策を追行できるのは菅さんが最適任」と菅新政権への期待を語っていた。

齊藤洋明衆院議員

同じく自民党所属の石崎徹衆議院議員は「無派閥非世襲で日本海側出身の総理大臣が誕生したことは心より喜ばしい。拉致担当大臣として拉致問題解決に尽力してきたため、新政権でも拉致問題全面解決を最重要課題として取り組んでほしいし、日本海側の経済振興にも力を入れてほしい。私もしっかり支えていきたい」とコメント。

石崎徹衆議院議員

公明党新潟県本部幹事長の小山進新潟市議会議員は、「新政権を支持する。ただ地方議員の立場としては、コロナ対策に最優先で取り組んでいただきたい。第1次補正予算、第2次補正予算で地方創生臨時交付金で対応していただいているが、まだまだ支援の手を差し伸べる必要のある方々が多数いる。解散という話も出ているが、一人も取りこぼすことのないよう経済対策、医療体制の充実などコロナ対策を最優先にしっかりと取り組んでいただきたい」と語っていた。

一方、立憲民主党新潟県連幹事長の大渕健新潟県議会議員は、「内閣の顔ぶれを見ると留任や再登板が多い。安全運転であるのだと思うが、裏を返せば、新しさや期待感は乏しいと言わざるを得ない。安倍路線の継承はいいが、一切合切を継承するのではなく、モリカケ問題、桜を見る会の問題はきちんと対処してほしい。また大企業と中小企業、都市と地方の間で拡大した経済や、農業も(ただ安倍路線を継承するのではなく)たて直しを図っていくべき」と話していた。

大渕健県議(写真左から3番目)

社民党新潟県連合の渡辺英明幹事長は「桜問題や、モリカケなど政治の私物化に対しても甘そうだし、アベノミクスや憲法改正についても安倍政権と同じように続けそうだ。安倍政権を継承すると言っている限りは、警戒をする必要がある」と話した。

国民民主党新潟県連の代表だった梅谷守氏(立憲民主党)は「まずは、コロナ対策を十分にやってもらいたい。一方で、一言で言って、解散至上命題内閣と言えるだろう。選挙をしなければ、正当性が得られないと言われている政権だ。安倍政権を継承すると言っているが、派閥政治に時計の針が戻ったような感じで、全体的に年齢が高めで、古臭い政治に映る」と話した。

梅谷守氏

日本共産党新潟県委員会の樋渡士自夫委員長は、「菅新内閣は人事の面でも安倍政治を継承するものとなった。自助・共助・公助、まず自分でできることは自分でと国民に自助を求めるだけだったら、政治は何のためにあるのかが問われる。野党には共闘のバージョンアップが求められてる。自公政権にかわる野党連合政権構想をしっかり示して、総選挙を戦えるように努力していきた」と話した。

新潟5区から次期衆院選への出馬を予定している米山隆一氏(前新潟県知事)は「菅さんも実務的な人なので、実務的な内閣だと思う。新型コロナウイルスなど問題山積の中、取り組むことを期待する。一方で、大きな変化がなく、構想やビジョンがない。私はビジョンを訴えていく」と話した。

米山隆一氏



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