衆議院新区割り勧告で新潟県は1減の定数5、斎藤洋明衆院議員と梅谷守衆院議員がコメント

衆議院の小選挙区をめぐる「1票の格差」を是正するため、衆院選挙区画定審議会は16日、衆議院小選挙区定数を「10増10減」するなどの新たな区割り案を岸田文雄総理大臣に勧告した。新潟県の選挙区は、1減の定数5となる案を示した。

区割り案における新潟県内選挙区の振り分けは、全選挙区での変更となった。新1区は新潟市の中央区、東区、江南区に、佐渡市が加わった。新2区は新潟市の西区、西蒲区、南区に、三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村で形成する。新3区は村上市、新発田市、五泉市、阿賀野市、胎内市、聖籠町、阿賀町、関川村、粟島浦村に新潟市の北区と秋葉区が加わった。新4区は、長岡市、柏崎市、見附市、小千谷市、刈羽村、出雲崎町で形成する。新5区は、上越市、南魚沼市、十日町市、糸魚川市、魚沼市、妙高市、津南町、湯沢町で形成する。

一方、区割り案に対する受け止めについて、新潟県内の衆院議員2人がコメントした。

自民党の斎藤洋明議員(新潟3区)は、「人口減少地域の定数が減ると、地域の声が届きにくくなるという指摘は確かにあるが、衆議院の選挙区を人口比で決めるのは憲法の要請なのでこれはやむを得ない。新潟県については、新潟市や長岡市が細切れになっていたことが解消されたので、一定の評価ができる内容ではないかと思う。(新潟3区について)比較的大きな変更は無かったが、今支部長だから自動的に支部長になれるような発想でいてはいけない。特にこれから新しく選挙区になる北区や秋葉区の自民党員には、丁寧なお願いをしていき、支部長にふさわしいと思ってもらえるような活動をやっていきたい」と話した。

立憲民主党の梅谷守議員(新潟6区)は、「新たに加わる魚沼市、南魚沼市、湯沢町は魅力溢れる地域であり、新しい地元になることをとても嬉しく感じているし、ありがたい。これから地域をきめ細かくまわらせて頂き、地元課題を学ばせて頂くとともに、ひとりでも多くの方から私を知って頂き信頼関係を構築できるよう、とことん汗をかいて参る決意。今回の10増10減は最高裁の要請として真摯に受けとめるが、今後は人口だけではなく、地理的要件や面積なども総合的に勘案する考え方に見直すべきと考える。地域の声や地方の実情がしっかりと反映される仕組みの構築に向けて、とことん訴えていきたい」と話した。

自由民主党の斎藤洋明議員(さいとう洋明事務所提供)

梅谷守衆院議員(2021年10月16日撮影)

(文 中林憲司)

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