新潟県内を巡回し佐渡金銀山の魅力と価値を伝える講演会がスタート


講演会の様子

新潟県は18日、佐渡金銀山の魅力と価値を伝える県内巡回講演会の一環として、ロボットを用いた坑道調査の紹介や、採掘方法変遷の歴史を解説する講演会を開催した。

新潟県は、世界文化遺産登録を目指す佐渡金銀山の魅力と価値を改めて紹介するための巡回講演会を、新潟市、長岡市、上越市の県内3箇所で開催する。第1回となる今回は「佐渡金銀山採掘方法の変遷〜露頭堀から坑道堀へ〜」と題し、調査ロボットなどを用いた鉱山遺跡の調査を行っている松江工業高等専門学校電子制御工学科教授の久間英樹氏が講師として招かれた。会場は新潟市立中央図書館ほんぽーとで、約30人の聴講者が集まった。

講演会では、佐渡金銀山の採掘が地表に露出している鉱帯を掘っていく「露頭堀」から鉱脈を求めて地中に坑道を作る「坑道堀」へ変遷していった歴史の紹介や、各種採掘方法が詳細に解説された。久間氏は「佐渡金銀山は、坑道が残っていて、前近代の採掘方法を全て確認できる貴重な遺跡。こんな場所は他にはない。さらに、当時の人々が書いた文献も残っている」と話した。

松江工業高等専門学校電子制御工学科教授の久間英樹氏

また、久間氏が調査で使用している探査ロボットと、搭載された三次元スキャナーを実際に操作しながら、鉱山調査の方法や、現在の調査結果も紹介した。今後は、ドローンに計測機能を搭載して空中から鉱山を調査する構想があるという。

佐渡金銀山に関する県内巡回講演会は今後、第2回として11月7日13時30分よりアオーレ長岡にて、「佐渡金銀山をガイドする〜ベテランガイドの視点で語る魅力と価値〜」と題し、佐渡市世界遺産推進課指導員石川喜美子氏が講演する。第3回は12月20日14時より上越市春日謙信交流館にて、「佐渡金銀山遺跡と世界遺産の現在」と題し、公益財団法人大阪府文化財センターの坂井秀弥理事長が講演する。参加料は無料で、申し込みは電話(025−280−5726)、または電子メール(ngt500080@pref.niigata.lg.jp)にて新潟県新潟県文化行政課世界遺産登録推進室まで。

佐渡金銀山調査に用いられたロボット



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