コジマタケヒロのアルビ日記2022 Vo.10高宇洋「なんでもできる」


高宇洋選手©ALBIREX NIIGATA

「とにかく結果がほしい。勝ちたいです」。開幕から3試合引き分けが続いていた3月9日の練習後、そんな言葉で高宇洋選手のインタビューは始まった。

「常に前を見ながら、後ろから来たボールを前につなげるのが僕の役割。縦パスの意識だけではなく、横や背後への配球も練習で取り組んでいて、なるべく前の選手にいい形でつける選択肢を増やしています。僕が目指しているのは、『なんでもできる選手』。攻守においてキーになれる選手です。こいつは外せない。こいつがいれば、勝てると思ってもらえるような選手になりたいです」。

こう話していた高選手と久しぶりに話したのは、彼が累積警告で出場できなかった横浜FC(第23節・A/●0―2)のあと、28日の公開練習後のこと。

「一試合休んでやっぱりサッカーやりたいなと思いました。試合が一番楽しいです。今季、パスコースが見えるようになってきました。『あっ、ここが空いている』って。ビルドアップのところでだいぶ気持ちに余裕が出てきて、相手のチェックが来ても、ギリギリまで見てパスの出し先となる選手を変えられるようになってきた。前を向くところ、簡単に相手のマークを外すところ、ワンタッチで返すところなどは昨年よりもレベルアップしていると思います」。

天性の危険察知能力と豊富な運動量を武器に、おもしろいようにボールを刈り取っていた昨季までに加え、今季はチャンスの演出、さらに自らゴールを狙うシーンも多くなっているように思う。

「ラストパスの精度は高めていきたいとリキさん(松橋力蔵監督)とも話しています。守備やビルドアップにはだいぶ自信があります。それにプレスして、ラストパスやゴール前への侵入のクオリティーが高くなり、試合で発揮できるようになれば、チームにもっと貢献できるし、僕自身のレベルアップにもつながると思っています」。

昨年、当時コーチだった松橋監督から個別で声をかけられたことが何度かあったという。話の内容は、高選手が練習や試合で感じていたものと同じポイント。どこをどう改善したらいいのか、どう取り組んだらいいのか。

「個人的にはリキさんが話すことすべてに意味があると思っています。いろいろと話して、リキさんの目指すサッカーに深く共感できたし、監督になると聞いて、一緒にやりたい。この人のもとで成長したいと思ったのが、新潟に残った大きな理由のひとつです。いい競争の中で、常に自分に矢印を向けながら、練習や試合に臨んでいきたいと思っています。一試合でも負けたくないし、毎試合勝点3を取りたい、取れると思っているので、それに向けてやっていくだけです」。

勝利のための、タックル、パス、シュート。ボール奪取にコーチング……etc.

勝ちに貪欲な、なんでもできる男が新潟の中盤にはいる。



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