第5回「食の新潟国際賞」の表彰式が開催

佐野藤三郎特別賞は菊乃井の村田吉弘氏が受賞

(公財)食の新潟国際賞財団(池田弘理事長)は8日、第5回「食の新潟国際賞」の表彰式を朱鷺メッセマリンホールで行った。世界各国から全ての食の分野で活躍する個人・団体の推薦を受け、「世界にとって普遍的な価値を持つこと」「人々の暮らしを救う業績であること」などを基準に受賞者を選考している。表彰は、「本賞」「佐野藤三郎特別賞」「21世紀希望賞」の3部門。

大賞に選ばれたのは2名。東京農業大学総合研究所の客員教授であり、神奈川県立産業技術総合研究所の食品機能性評価グループ顧問でもある、荒井綜一氏は、栄養機能性食品の科学と産業の創設と展開に貢献が評価され、受賞となった。またシンガポール臨床科学研究所臨床栄養研究センターの所長で、シンガポールのヨン・ルー・リン医科大学生化学科教授のジェヤクマール・ヘンリー氏は、糖尿病の研究や、途上国における栄養強化食品の導入を行い、世界の人々の健康度を上げたことが評価された。

佐野藤三郎特別賞は、NPO法人日本料理アカデミー理事長、一般社団法人全日本食学会理事長、株式会社菊乃井代表取締役の村田吉弘氏が受賞した。日本料理の文化と伝統的技術を科学的に研究し世界に広める活動を行なっていて、和食のユネスコ無形文化遺産登録に結びつけた功労者。2018年度の文化功労者にも選ばれているという。

若い研究者に贈られる21世紀希望賞は、国立研究開発法人国際農林水産業研究センターの生産環境・畜産領域研究員の前野浩太郎氏が受賞。アフリカで農業に大きな打撃を与え、地域の食料安全保障に影響が出るほど大発生するサバクトビバッタの生理・生態学的研究を行い、この地域の飢餓や貧困対策に尽力してきた。

大賞を受賞した荒井綜一氏(左)と(公財)食の新潟国際賞財団の池田弘理事長)