新潟県佐渡市、学校給食(米粉パン)への異物混入の原因と今後の方針を発表

新潟県佐渡市は、17、18日に発生した学校給食パンへの異物混入の原因と、今後の対応を発表した。

新潟県の佐渡市立新穂小学校と新潟県立佐渡中等教育学校にて、国仲学校給食センターと両津学校教育センターが提供する米粉パンに細い針金状の異物が混入する事故が17、18日に発生。17日12時40分頃、新穂小学校3年生の生徒1人が配食された黒糖米粉パン喫食中に硬いものを噛んだように感じ口から出したところ、長さ2センチほどの細い針金状の異物が発見された。

また18日12時40分頃にも、佐渡中等教育学校の教員が配食された米粉パンを喫食しようとした際に、2センチほどの細い針金状の異物を発見したという。

20日に行われたJA佐渡と株式会社コープ佐渡からの異物混入についての説明に加え、米粉パン納入業者が新潟県学校給食会を通して県の検査機関に依頼した調査の結果、米粉製造会社の製造過程で異物を除去する「ふるい」の金網と、17、18日に米粉パンに混入した異物は成分や太さから同じものである可能性があるという。このため、佐渡市教育委員会では、ふるいの金網がほつれ、その糸状の金属繊維が米粉に混入した可能性が高いと判断した。

今後、佐渡市教育委員会では、11、12月のパンの提供を中止するとともに、1月以降は、新潟県学校給食会から提出される安全対策を踏まえ、安全性が確保されると判断した後に米粉パンの提供を開始する。それまでの間は小麦粉を使用したパンの提供も検討していく。

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