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新潟県糸魚川市が新潟大学理学部と相互に博物館をサテライト化する協定を調印


左から、フォッサマグナミュージアムの竹之内耕館長、糸魚川市の米田徹市長、糸魚川市の井川賢一教育長、新潟大学の前野貢理学部長、新潟大学理学部の松岡篤教授

新潟県糸魚川市は28日、新潟大学理学部と糸魚川市教育委員会が相互に博物館をサテライト化する協定の申合せ書調印式を糸魚川市のフォッサマグナミュージアムで開いた。糸魚川市の米田徹市長や新大の前野貢理学部長らが出席した。

糸魚川市と新潟大学は平成28年に「新潟大学と糸魚川市との連携に関する協定」を結んでいるほか、令和2年7月には「新潟大学理学部と糸魚川市教育委員会との連携に関する覚書」を締結している。

新大理学部の地質科学教室は、フォッサマグナミュージアム(後述)の設立構想や運営、糸魚川―静岡構造線断層露頭(地層が地表に現れている箇所)の改修を行ってきたほか、地質科学教室の学生・院生は卒業論文や修士、博士論文の研究フィールドとして糸魚川市を選択している。

一方、フォッサマグナミュージアムは、新大理学部の研究成果を展示に反映させたり、相互の分析機器の利用や共同研究を進めたりしている。

こうした中、今回の申合せ書の調印はこれまでの連携を強化する一環として行われた。今回の調印で、新大五十嵐キャンパス内にある「理学部サイエンスミュージアム」と、「フォッサマグナミュージアム」が博物館活動の連携強化を図るため、新大理学部がフォッサマグナミュージアムを、糸魚川市教育委員会が新大理学部サイエンスミュージアムをそれぞれサテライトミュージアムと位置付けることとなった。

今後の展開についてはこれから協議していく方針だが、糸魚川市によると、研究報告書の共同出版や地質標本の共同管理、インターシップや市民向け大学講座の開設などが考えられるという。

フォッサマグナミュージアム外観

糸魚川市の米田市長は「将来的には、新潟大学理学部のサテライトキャンパスになってもらえばいい。糸魚川市には大学がないので、小学生、中学生、高校生、さらには市民が新潟大学の教育プログラムを学び、フォッサマグナミュージアムで大学生や院生からの講義や野外実習などをしてもらえば、糸魚川市の生涯教育にとっても非常にいい。日本ジオパークは全国で43あるが、フォッサマグナミュージアムは最先端を行っている」と話した。

新大の前野理学部長は「糸魚川市はなくてはならないパートナーとなっている。理学部サイエンスミュージアムは地質科学分野の研究者らが立ち上げ、ここ数年間は毎年5,000名を超える来場者があり、その中には地域の子供たちもいる。フォッサマグナミュージアムのサテライトとなることは、新潟大学のみならず、新潟市民にとっても喜ばしいことだ。フォッサマグナミュージアムでは新潟大学の研究成果が糸魚川市の子供たちにアピールされるということで、大学にとっても将来の発展に期待が持てる」と話していた。

糸魚川市のホームページによると、フォッサマグナミュージアムは平成6年に開館した石の博物館。常設展示室を6つのエリアに分け、糸魚川を代表する美しい鉱物「ヒスイ」や日本列島が誕生した際の大地の裂け目「フォッサマグナ」などをポイントに、地質の時代経過に沿って地球が育んできた自然環境や資源の恵みを学べる。また、人々の暮らしに脅威となる地震や火山、地すべりなどの自然災害についても学ぶことができる。

糸魚川市の米田徹市長



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