「THE EXPO ~百年の計~in新潟」が新潟市内で開催(前編)

日本は世界屈指の長寿企業大国

THE EXPO ~百年の計~in新潟

「100年を超える“長寿企業”に学ぶ事業承継の秘訣」をテーマにした「THE EXPO ~百年の計~in新潟」が16日、新潟市内で開催された。主催は、百年の計実行委員会(赤池学実行委員長)、共催は、(一社)レジリエンスジャパン推進協議会。特別協賛は、株式会社ボルテックス。

第1部は、(一社)100年経営研究機構・後藤俊夫代表理事の基調講演。国内外の100年企業(長寿企業)の動向や、百年企業の意義などについて語っていた。それによると、「創業100年以上の長寿企業は2014年時点で国内に2万5321社あり、その後も毎年1000~3000社が100周年記念を開催していることから、現在は約3万社ある」という。国別でみると、2位のアメリカ(1万1735社)を大きく引き離し、断トツの1位。また日本の200年以上企業は3937社、300年以上企業は1938社、500年以上企業は147社、1000年以上企業は21社。「日本の創業200年以上の企業の数は、世界全体の約56%を占める」そうだ。その多くがファミリービジネスだが、日本の上場企業も18%が創業100年以上。加えて、業績もよい傾向にあるという。

新潟の老舗企業の状況についても語っていた(写真参照)。多くの場合、県庁所在地などに老舗企業が多くあるが、新潟県も場合は、広い地域に分布。業種では酒造、旅館、和菓子が多いそうだ。

一方、長寿企業ビジネスモデルの意義としては、「公益の重視」「市民の支持と信頼」「身の丈経営」「地球の有限資源の節約活用」「持続的成長モデル」などがあるという。

世界的にも長寿企業への関心が高く、2016年12月の中国・中央経済工作会議では、同国首脳が“百年老店の育成について語っていたという。

このほか、(株)中村社寺という会社が、世界最古の金剛組(578年創業)と並んで世界最古の企業であるかもしれないと紹介していた。

(一社)100年経営研究機構・後藤俊夫代表理事