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新潟税関支署に配備される新造大型監視艇「りゅうと」

  • 2か月前
  • 社会

大型監視艇「りゅうと」

東京税関 新潟税関支署は3日、新潟税関支署に配備される新型大型監視艇「りゅうと」の試乗会を新潟東港で開催した。

りゅうとは、全長37.0メートル、幅6.6メートル、総トン数143トンで、航海速度(平均速度)は30ノット(時速約55.5キロメートル)。船質はアルミニウム合金製。エンジンは世界でトップシェアを誇る高速ディーゼルエンジンメーカーのMTU社(ドイツ)製で、同社製のエンジンは海上保安庁、漁業取締船、税関監視艇などに搭載されている。

覚せい剤・麻薬などの不正薬物、テロ関連物資、金地などの不正事犯(密輸、漁船などを利用した洋上取引)への対処や抑止のため、A2区域(海岸局との間でMF無線電話により連絡を行うことができ、かつ、海岸局に対してMFデジタル選択呼出装置により遭難呼出しの送信ができる水域)における近海区域を日々、警戒巡回する。1回の出艇の期間は、目的によって異なり、日帰りもあれば、数日に渡ることもあるという。

名前は、新潟税関支署職員の公募で、新潟市の愛称として親しまれているりゅうと(柳都)にちなんで命名されたという。

船内サロン

一方、東京税関には小型艇「あさひ」が東京港に配備されているほか、最近まで新潟支署に、平成20年に横浜から移管した「つばさ」が配備されていた。だが、つばさが今年7月で廃艇となったため、今回のりゅうとの配備となった。新潟支署に大型艇が配備されている理由については、新潟は日本海側の要所となっており、海域などの状況を踏まえ大型艇を配備しているという(なお新潟税関支所には昭和35年から、初代「みょうこう」、2代目「みょうこう」、3代目「みょうこう」、「つばさ」、今回の「りゅうと」と配備されてきた)。

その新潟税関支署は東京税関にある4つの支署のうちのひとつで、外国船から取り卸しされる外国貨物の検査や、上陸する乗組員、クルーズ船の旅客に対し取締りを行なっているほか、空港でも入国した旅客の携帯品などの検査に当たっている。

またテロ対策や、船舶に船内検査などの取締りを海上保安庁や地元警察と連携して行なっているほか、漁港からの情報収集、海岸や洋上における警戒巡回(監視艇)を行なっている。

新潟支署管内の今年1月から6月の入港隻数は約500隻、入港機数は約90機、入国旅客は約1万人だった。現在は新型コロナの影響でクルーズ船、航空機の入港はない状況だが、いつ再開されても対応できる体制を維持しているという。

「りゅうと」より撮影

 

全国の不正薬物の摘発状況

なお全国税関の実績では、昨年6月に静岡県の南伊豆町で、約1トンの覚せい剤の養生取引が、また昨年12月には熊本県の天草で約580キロの覚せい剤の洋上取引が摘発されている。

また東京税関において今年上半期に摘発した不正薬物は、合計611件(約295キロ、錠剤型麻薬約2万9,000錠は含まない)となっている。

上写真2枚は新潟東港(「りゅうと」より撮影)



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