【インタビュー】「イノベーションを起こしていく場所にしたい」株式会社タキサン(新潟県上越市)の瀧澤但代表取締役に聞く


株式会社タキサンの瀧澤但代表取締役

株式会社タキサン(新潟県上越市)の瀧澤但代表取締役は20代の若いころから父親から家業を継ぎ、経営者となった。高校時代は長野県の強豪・松商学園に野球をするために越境入学するほどのスポーツマンで、高校3年時には夢の甲子園にも出場した。本業の写真業の傍ら、2021年12月に上越市にクリエーターに特化したコワーキングスペース「ビビット」を新たにオープン。そんな瀧澤代表取締役にスタートアップについてや、コワーキングスペースについて聞いた。

――スタートアップの会合が開かれるようですね。

9月30日から10月2日まで、「スタートアップウィークエンドイン上越」がビビットを会場に貸し切りで初開催されます。1日目にチームそれぞれが企業アイディアを持ち込んでピッチして、共感を得た人とそのチームを組んで、2日目にブラッシュアップして、3日目に発表審査、というような3日間です。

「ビジネスとして成り立つかどうか」はわからないけれど、何か共感してもらえる人を探し、共感者をつくれるかが1つの成功するポイントになります。そういった能力を実践する前のファーストステップとしてこのイベントを位置づけてもらいたい。起業する人が、学びというか、そういう経験をしていく会にしたい。ほかの人の意見を聞いたりとか、繋がりが持てるということだけでも素晴らしい会なのかなと思う。

こちらのイベント、高校生や大学生も参加します。長岡高専と長岡造形大学の学生さんもこのイベントに参加する予定ですし、上越市の大学にも声掛けしてる。今スタートアップ自体がどんどん低年齢化していますし、早いほど斬新なアイディアで成功しやすいっていうデータが出てます。いろんな自分のアイディアとかやる気次第で全然年齢は関係ありませんので。やはり能力とかアイディアです。若い方が成功しやすいというのは、やはり柔軟で斬新なアイディアが出るという柔らかい頭ですね。

2階には動画用スタジオも完備

ーー実際にどのようなアイデアが出るのですか?

そのプレイベントでも言ってましたけど、ある若者が自動たこ焼きを作りたいと。作る人がすごく大変だからと言って、自動たこ焼きを作りたいという人もいました。画像認識をして自動的に動くロボットです。焼き具合を画像にして確認しながらクルクルさせていくものが紹介されたりとか。ドラゴンボール孫悟空の「カメハメハ」を打ちたいという発想から、スポーツの実際のバーチャルで世界的な競技になってる今スポーツがあるんですけど、こういうスタートアップウィークエンドの開設の時には、「お前、そんな馬鹿みたいなこと言ってんだ」って笑われたようなものが、今ではもう世界中に広くARスポーツの分野を確立するようなビジネスになっているというすごく面白いイベントだと思います。

ビビットを3日間無料で貸して行うんですけど、うちとしてはそういった若い人とか、クリエイターさんとか新しいことを始めたスタートアップしたいという人たちが集まってアイディアを共有して、どんどんイノベーションを起こしていく場所にしたい。そういう思いでこちらのコワーキングスペースを立ち上げたので、こういうイベントとかを定期的に開催して、どんどん柔軟な発想で新しいビジネスを作っていくような場所にして、それにうちらも関わっていく。傍観してるだけじゃなくて、一緒に身近に関わっていきたいということで、なるべく交流が生まれるようなことを考えています。

大判ポスター用の印刷機も用意されている

――コワーキングスペース「ビビット」はクリエーター向けですか?

デザイナーの人やエンジニアなどが集まれるような空間になるように、Macが置いてあったり、印刷機が置いてあったり、どちらかというとクリエイターに特化しています。プレオープンしてからいろんな方とも出会いが広がりましたし、一緒に何かやりませんかっていうお知らせをいただいたりしています。本業が写真とかデザインとか別にあるので、自分たちのスタッフは結構そっちの本業に手を取られてしまっていますが。「初めまして」の名刺交換をした人は多分200人を超えるんじゃないかなと思います。

――ほかの上越地域のコワーキングスペースとはどう差別化されますか?

妙高市は民間事業者に業務委託で、指定管理みたいな形でやっていますね。うちは身銭切って運営しているので、うらやましい限りだなとは思うんですけど、その分民間じゃなきゃできないようなことをやりたいですね。うちとしてはもうフル民間みたいなもんだから、柔軟な発想で、ここで交流会をし、お酒飲んで交流会してみたりできます。行政などではできないような面白い取り組みもしていきたいですね。

一応、クリエイターを店名に入れていますので逆に絞ってもいい。仕事をして、いろんな新しいことをやりたいという気持ちがある人はみんなクリエイターですので。そういうふうな形で差別化をしていきたいですね。

コワーキングスペース「ビビット」の外観

(文・撮影 梅川康輝)



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