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新潟県原子力発電所第2回新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会、およそ3年ぶりに開催される

  • 6か月前
  • 社会

第2回新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会

第2回新潟県原子力発電所事故に関する検証総括委員会(池内了委員長=総合研究大学院大学名誉教授、名古屋大学名誉教授)が22日、新潟市内で開催された。検証総括委員会は、技術委員会(福島第一原子力発電所事故の原因、柏崎刈羽原発の安全性)、生活・健康委員会(原発事故による健康と生活への影響)、避難委員会(安全な避難方法)の3つの検証を総括する委員会で、平成30年2月に開催されて以来2回目の開催となる。

冒頭、委員会に出席した新潟県の花角英世知事は、「平成30年2月以来の開催だが、この間、個別の委員会において精力的、着実に検証を進めてきた」と説明。

続けて、「検証総括委員会は3つの委員会を総括することを目的に設置されている。各委員会の専門家の皆様が科学的、合理的に検証していただいた検証について、確認をいただき、取りまとめをしていただきたい。県としては検証総括委員会の取りまとめが行われた後に3つの検証結果を県民の皆様に丁寧にご説明し情報共有する。説明会については、県民の皆様の理解が広く得られるように工夫をしながら実施していきたい。その後、柏崎刈羽原発の稼働などの判断について、県政をあずかる者として責任をもって判断していきたい」と話した。

検証総括委員会に出席する花角知事

なお、これまでの各委員会の進捗状況だが、技術委員会では、福島第一原発事故の検証について取りまとめ、昨年11月、花角知事に報告書を手渡し、現在、柏崎刈羽原発の安全性の検証を進めている。また健康生活委員会 生活分科会も検証を取りまとめ、今年1月、花角知事に報告書を手渡した。健康生活委員会 健康分科会、避難委員会ではまだ検証作業が行われている。

池内委員長は、委員会の冒頭で、新型コロナ感染症の影響(昨年3月開催予定だったが中止)で開催されなかったこともあり、技術委員会と生活分科会の検証報告が総括委員会を経ずに知事に渡ったことについての不満を述べつつ、「検証総括委員会としては再稼働の是非について参考意見を科学的、合理的な立場から示したい」などと話した。

その後、各委員会からの検証状況についての報告があり、報告終了後の意見交換の場で、池内委員長は、技術委員会について「福島原発事故で得られた教訓を柏崎刈羽原発でどのように活かすことができるか具体的に示さないことには、これでよろしいということにはならないかと思う」と話していた。

また現在、技術委員会では福島原発事故の検証で出てきた133の課題・教訓の中で特に確認が必要ものについて、現在進めている柏崎刈羽原発の安全性の検証作業の中で確認していくこととなっているが、その確認作業について、「このような対応が現実的に行われているということを捕捉的につけていただきたい」などと話していた。

また、避難委員会について、「柏崎刈羽原発が稼働したとして福島と同程度の事故が起きた場合、実効性のある避難行動を組めるのか、大雪などケース別に定義していただきたい」などと語っていた。なお県の説明によると、避難については、地元を対象にアンケートを実施していて、これをもとに、様々な道路被害、季節別に避難シミュレーションを今年度行なっていて、結果が出たら避難委員会などにフィードバックしていく計画という。

委員会終了後、池内委員長は、冒頭の話の中で「参考意見を示したい」と述べたことについて、「最終的な判断は知事が判断する。その一つの判断材料として、科学的判断があると思う。その参考として提出するもの」と話していた。なお池内委員長は昨年開かれた講演会の中で、「原発再稼働の是非を提示したい」と述べていたが、「言い過ぎだった」と語り、参考意見という言い方に変わったようだ。



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