新潟交通(株)、来年度のバスダイヤ改正について発表

新潟交通株式会社 代表取締役常務の古川公一氏は説明会の冒頭で、「本年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、国土交通省や新潟県、新潟市を始めとした各市町村から路線バス、高速バス、貸切バスの維持のために衛生対策など様々な形でのご支援をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます」と話した。

新潟交通株式会社は4日、今年3月27日に実施するバスダイヤ改正に関する説明会を開催した。

今回のダイヤ改正では、今後の見通しが未だ不透明であることに加え、コロナ禍において特に利用回復の低調が顕著な「土休日ダイヤ」において、土曜日と日曜日及び祝日の利用数の乖離(かいり)が大きいことから、「土曜ダイヤ」と「日曜・祝日ダイヤ」に分割し、需給調整を実施する。

新潟交通はダイヤ改正実施後、引き続き利用状況を検証し、今後、路線の廃止を含む本格的な需給調整を検討していく予定だという。また、運賃・サービスの見直しについては、今回のダイヤ改正および次年度に予定する本格改正実施後の利用状況を検証した上で着手する。

また、今回のダイヤ改正により、日曜・祝日ダイヤの運行便数が現行の1934便から1731便(10.5%減)に減便される。

一方、新潟市の中原八一市長は「減便することは、新潟交通が現下の厳しい経営状況を乗り越えるためにやむを得ないと考えています。引き続き利用状況を検証し、地域の交通ネットワークの維持に努めていただきたいと思います」とコメントした。

「土休日ダイヤ」を「土曜ダイヤ」と「日曜・祝日ダイヤ」に分割する(写真は2020年8月撮影)

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