新潟県新発田市の二階堂馨市長が新年度初の定例会見

新発田市の二階堂馨市長

新潟県新発田市の二階堂馨市長は5日、新年度最初となる定例記者会見を行った。二階堂市長は「新型コロナウイルスは我々にとっては厄介なものではあるが、一方その中で学ぶこともあった。このことをしっかりと頭に入れてこれからもコロナ対策を行い、なおかつ経済対策もしっかりとやっていきたい」と話した。

今回の定例記者会見で発表した項目は以下の通り。

目次

・アーチェリー女子中村美樹選手 東京2020オリンピック出場決定
・「早寝早起き朝ごはん」運動 文部化学大臣表彰の受賞
・中古住宅リフォーム支援事業を新設
・渋沢栄一からお金の大切さを学ぶことをテーマにした絵本の寄贈
・「新発田牛」の地域ブランド認証決定
・今・得キャンペーン2021及びスタディ・ツーリズムの支援

 

アーチェリー女子中村美樹選手 東京2020オリンピック出場決定

中村美樹選手

同市に本社を構える株式会社ハードオフコーポレーションの新発田本部人事総務部に所属する中村美樹選手が、アーチェリーの東京オリンピック代表最終選考会を勝ち抜き、同市にゆかりのある選手として東京オリンピック出場を決めた第1号となった。

中村選手は山形県鶴岡市出身で、日本大会大学を卒業後、ハードオフコーポレーションへ入社。業務の傍ら同社のアーチェリー部で活躍していた。

中村選手は今後、代表合宿等により調整を行いオリンピック本番を迎える予定だという。同市では激励の場を設けることを計画中である。

 

「早寝早起き朝ごはん」運動 文部化学大臣表彰の受賞

子ども達の健やかな成長のため、規則正しい生活習慣作りに向けた特色のある取組を表彰する文部科学省の制度において、このたび、市民から成る「めざせ100彩健康づくり推進実行委員会」の取組「100彩マンと楽しく食育教室」が文部科学大臣賞を受賞した。

市では子どもの頃からの健全な生活習慣を確立し、健康づくりを広く啓発するため、平成15年に一般の市民から公募を募り、「めざせ100彩健康づくり推進実行委員会」を結成。平成20年には健康づくりの広告塔である「しばたの健康ヒーロー100彩マン」が誕生し、イベント等で活躍していた。

この度受賞した「100彩マンと楽しく食育教室」は、平成22年から、就学前の子ども達に「早寝早起き朝ごはん」の習慣を図るため、オリジナル食育ソング「げんきチャチャチャ!の朝ごはんⅡ」の音楽に合わせたダンスや食育クイズを実施するなど、100彩マンとのふれあいを通じ、市民の健康づくりに貢献していた。その息の長い市民参画の取組が評価され、受賞に至ったという。

 

中古住宅リフォーム支援事業を新設

市ではこれまでも、現在居住する住宅のリフォーム費用の補助を行ってきたが、今回はこれに加えて中古住宅を購入する人を対象に、リフォーム費用の50%を補助する「中古住宅リフォーム支援事業」を創設した(上限あり)。

この制度は住宅を取得する人への支援の増え続ける中古住宅の利活用を促進するとともに、市に転入する人が中古住宅を取得しやすくすることで空き家問題が解消され、定住に結びつけることを目標としている。

申請受付は4月15日から9月30日の間で、希望する場合は市の建築課(電話:0254ー26ー3557)に問い合わせてほしいという。

 

渋沢栄一からお金の大切さを学ぶことをテーマにした絵本の寄贈

大河ドラマや2024年に発行される新1万円札の顔として話題を集めている渋沢栄一。生涯で500もの企業の育成に係り、市出身の実業家である大倉喜八郎と深い交友を結んでいたことが知られている。

この度、地域の子ども達にお金の大切さとともに生活を支えてくれる家族に感謝し、「ありがとう」がお金となるということを渋沢栄一という人物を通じて学ぶための絵本「おかねってなぁに?」が、新発田商工会議所青年部から市内の小学校に寄贈される。これを受け、8日の15時30分より市豊浦庁舎にて贈呈式が行われる予定だ。

 

「新発田牛」の地域ブランド認証決定

にいがた和牛 新発田牛

コロナ禍における肉用牛の消費減退に伴い、令和2年度に新発田産和牛消費拡大事業を実施するとともに、「新発田牛」としての地域ブランド認証を目指し、関係機関や生産者、実需者と連携し、協議・調整を進めた結果、この度認承認を受けるに至った。正式名称は「にいがた和牛 新発田牛」であり、にいがた和牛の地域ブランドは村上牛に次ぐ2例目となる。

この度の地域ブランド認証を受け、4月から6月にかけて「新発田和牛消費キャンペーン」を実施するとともに、例年5月に開催しているアスパラキャンペーンとコラボレーションした「アスパラ横丁、味めぐりwith新発田牛」を5月に開催するなど、「新発田牛」としてPR活動に力を入れていくという。また、新発田牛生産協議会と新発田牛推進協議会が連携し、生産・販売の両面からブランド価値の向上を目指す。

 

今・得キャンペーン2021及びスタディ・ツーリズムの支援

市で新型コロナウイルス感染症によって深刻な影響を受けている観光関連の事業者を支援するために実施してきた「今・得キャンペーン」を、4月・5月も引き続き行う。今・得キャンペーンの宿泊割引では対象プラン利用で1人1泊あたりの宿泊料金が3,000円割引(プランの料金によっては1,000円割引)される。

期間は4月1日から5月31日宿泊分まで。使用可能なキャンペーンは1つまでで、新潟県の「泊まっとく!にいがた県民割キャンペーン」の2,000円割引との併用で合計5,000円の割引が可能。

また、予約制の無料バスが運行されるほか、月岡温泉の旅館やホテルにて月岡芸妓がお出迎えと踊りを披露する。お出迎えは4月9日から5月30日までの金、土、日曜日及び祝日に泉慶、華鳳、清風苑、曙、広瀬館で実施される。踊りは4月10日から5月30日までの土、日曜日及び祝日に足湯施設「湯足美(ゆたび)」で実施される予定だ。

スタディ・ツーリズム(修学旅行の経費)の支援では、新型コロナウイルス感染症の影響により、修学旅行の行き先を「県外」から「県内」に変更するなど、学校においては修学旅行の実施可否や行き先に苦慮している状況であることから、市内小中学校含め県内小中学校の修学旅行において、月岡温泉をはじめとする新発田市内の宿泊施設を利用した場合に、修学旅行に係る経費を1校あたり最大50万円補助する。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓