新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)の増田真之介教諭が新潟県教育委員会から優秀教員に選出【動画あり】

表彰状を手にする増田真之介教諭

新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)の増田真之介教諭(30歳)がこのほど、新潟県教育委員会からの優秀教員に選ばれた。さらに、増田教諭は文部科学省からも「若手教職員奨励賞」の表彰を受けた。文部科学大臣優秀教職員表彰の受賞は、県内高校では、新潟高校、新潟江南高校、海洋高校の3校のみで、専門高校では海洋高校だけだった。

産学連携事業として実施する、チョウザメ(キャビア)、イトウの養殖事業や、高校では全国初となる近畿大学と連携したアカムツの人工授精・種苗生産など、水産教育を通して地域の活性化に貢献するという点などが評価された。

増田教諭を推薦した海洋高校の増田てつ志校長は「増田先生は、主体的・対話的で深い学びを実現するために、生徒の学習意識や、やる気を吸い上げながら取り組んでいる姿勢を私は非常に共感している。なかなか難しい部分あるが、生徒の理解力を把握して、個々に応じた学習指導をしている」と話す。

増田教諭は静岡県焼津市出身。静岡県立焼津水産高校から、水産高校の教員免許を取得するために、日本大学生物資源科学部へ進学。焼津水産高校の講師ののち、海洋高校に赴任し、現在に至る。現在は、能生川内水面組合と連携して高校では全国初となる、サケの発眼卵放流にも取り組んでいる。

増田教諭は、「昔から水産養殖や資源を保全することに興味があった。静岡ではサケがのぼって来ないので、サケの研究ができることも、新潟県に来た理由の一つ。海洋高校は様々な探究学習をやっていて、社会に出た時に求められる問題解決能力が養われる。そういう質の高いキャリア教育が受けられる学校だという認識を持ってもらえればと思います」と話していた。

新潟県立海洋高校

 

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