国際公益機構プリンス・ジュンスケ世界平和財団 北順佑宮中晩餐会コンサート開催

北順佑氏の華麗なピアノ演奏とともに、とかく我々日本人には馴染みの薄いヨーロッパ各国王室の伝統的な宮廷文化に親しんでもらいたいと、宮中晩餐会コンサートが25日、新潟市中央区のホテルオークラ新潟で開催された。

主催者の意向で、今回は多くの人に参加してもらいたいとドレスコードをセミフォーマルにしたこともあり、午後6時の開演には和装の女性など100人近い参加者が集まり、華やいだ雰囲気の中での開会となった。

各国の国家斉唱に引き続き演奏されたチャイコフスキーの「眠れる森の美女」は、同氏のアレンジによるもので、力強く華麗なタッチに聴衆も時間を忘れ聞き入っていた。

今回のコンサートに先立ち、このたび新潟市での開催を主催した北順佑新潟後援会の長谷川正会長と五十嵐一芳副会長の二人に話しを聞いた。二人によれば、北順佑氏は1993年宝塚生まれ、ごく普通のサラリーマン家庭に生まれ育ち、特に音大を出たわけでも、著名な先生に師事した訳でもなく、最初は両親の買ってくれたキーボードが楽器との出会いだったそうである。

18才の時に初めてチャイコフスキーに触れ、家に帰ってからも全曲が頭から離れないと言う体験をし、まさに神の啓示であったと本人も述べている。

そのような経歴のため、伝統と格式を重んじるクラシック界ではなかなか受け入れてもらえず国内外のコンクールへの参加の道は閉ざされていたが、唯一参加が可能だったイタリアシチリア島で開催されたコンクールにアルバイトで資金を作り参加したのが2013年のこと。

それがブルボーネ王家の目に留まり、数年も経ず現在の立場になったいう正に現代版シンデレラ物語りとも言える。

その後、イタリア・ロシア・フィンランドなどに王室平和外交を展開するとともに、宮廷文化の普及のため日本各地で晩餐会コンサートを開催しており、今回のコンサートもその一環である。

また、実行委員会では、単にコンサートを開催するだけでなく、異業種交流の場として海外に向けてのビジネスが生まれることも期待している。すでに王室同士の繋がりを生かして「平和サミット」を5月にロシアのサンクトペテルブルグ、7月にはフィンランドで開催し、その折に日本酒や着物、雅楽などの日本文化を紹介したところ非常に関心を集めたことから、今後はそれらの業界の協力も得て、新潟発の日本文化の普及啓発とビジネスの創造にも結び付けたいと意気込んでいる。

県国際交流協会の調べに依れば、県内で活動している国際交流団体は130団体に上るが、中にはODA予算や公的な資金に頼っている団体も多い中で、五十嵐副会長も「われわれは補助金頼みの活動はしない」と述べている。