水辺空間を活用した賑わいづくりの取り組みが相次いで始動

酒と米づくりに欠かせない雪解けの美味しい水、日本海、信濃川――。新潟は、水とかかわりの深い県だ。

そんな新潟県の自治体で、水辺空間を活用した町中の賑わいづくりの取り組みが、今年相次いで動き出す。

 

■与板の川沿いに、ビール園がお目見え

 

 日本人初のビール醸造技師、中川清兵衛氏――。ドイツでビール醸造技術を修め、帰国後はサッポロビールの起源となる北海道開拓使麦酒醸造所でビール醸造の技術開発に携わり、国産ビールのパイオニアの一人となった人物だ。

 

 その中川氏の生誕地・与板の、たちばな公園に今年夏、ビール園がオープンする。名称は、「与板★中川清兵衛記念BBQビール園」(=イラスト)。

 

 中越地域の12市町村や地元観光協会などで構成する「中越文化・観光産業支援機構」が、地域内の観光活性化を目的に、開設する。具体的には、ビール園や、良寛様のゆかりの地、海外でも人気の錦鯉など中越の観光資源をつなぎ、広域観光ルートづくりを進め、観光客の増加を図る。

 

 なお、ビール園には、大型テント1基(幅12m×長さ25m)を設置し、約120のテーブル席を並べる。そして、サッポロビールの新潟限定ビイル「風味爽快ニシテ」のほか、日本酒などのアルコール、ソフトドリンク、炊き立てのコリヒカリ、枝豆などの地元食材を販売する。

 

 また、バーベキューグリル14台(プロパンガス、炭)、自走式キッチンカー1台なども用意する。

 

 開園期間は、7月30日から10月31日まで。営業時間は、午前11時から午後8時半までの予定だ。

 

 一方、たちばな公園近くにあり、2009年大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続(与板城主)と妻お船の生涯を紹介する「兼続お船ミュージアム」)が、ビール園に先駆け、6月18日にリニューアルオープンする。

 

 問い合わせは、長岡市観光企画課。

■ミズベリング信濃川

 

今年2月、新潟市中心にある憩いの水辺エリア、信濃川やすらぎ堤が国の「都市・地域再生等利用区域」に指定された。

 

わかりやすくいうと、民間の飲食会社などが、新潟市と使用契約を結ぶことで、やすらぎ堤で、店舗の営業やイベントを開催できるようになったのだ(左写真はイメージ)。

 

国の指定を受け、市では、信濃川やすらぎ堤を日常的な賑わいをつくり、まちなかの魅力向上を図るため、飲食店や売店、オープンカフェなどの営業活動を行う事業者を募集した。

 

そして、このほど、事業者が決定した。

 

1、屋台道楽 

2、居酒屋「おでん処じゅんちゃん」

3、肉臣     

4、川のビアガーデン

Cafe&BBQ OrgaNIQ     

6、串屋 ゆめどり  

7、HOPS「カフェ&ビアガーデン」  

8、ハイボール酒場 あべ   

life scenario cafe Main Street

10、ビアガーデン「キリン万代橋ホール」  

11、居酒屋ミキティー     

12、(仮)ビーエム企画     

13、新潟食材限定居酒屋「ニイガタ025」

14、マクロビオティック屋屋 たね

 

 出店時期や場所などの詳細については未定で、決まり次第、ホームページで公表するという。なお、今回は第1回目ということで、実験的な取り組みだが、今年の実施状況を見て、来年以降の方針を決めていく。

 

(新潟市のミズベリング信濃川のページ)

https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/toshikeikaku/machisai_top/mizberingu-boshu.html

 

(エリアは八千代橋から萬代橋までの両岸信濃川やすらぎ堤)