明治26年創業、老舗精肉店の「肉の自販機」では高級肉シャトーブリアンも販売 雪室熟成肉使用のレトルトカレーが1番人気

フルサットにある「肉のいろは」の自販機

有限会社髙山精肉店(新潟県上越市)が展開する精肉店「肉のいろは」の自動販売機は昨年4月1日の導入から1年が経過したが、計画数値以上の売り上げを記録している。

この自販機はコロナ禍の新潟県新事業チャレンジ補助金を利用して導入したが、自販機を自社には設置できない条件だったため、知人である北信越地域資源研究所(新潟県上越市)の平原匡代表が運営するコンテナタウン「フルサット」に設置することになった。

「肉のいろは」は明治26年創業の老舗で、今年はちょうど創業130周年にあたる。A5ランクの黒毛和牛を1頭買いしている点(年間複数頭購入)が特徴で、一定した味の肉を提供できる点が強みだ。同店オリジナルの雪むろ芳醇和牛(上越市安塚区の雪室で3週間貯蔵した和牛肉)を提供している。

自販機の商品は、高級肉のシャトーブリアン(ヒレ肉のうち中央部の最も厚みがあり肉質のよい中心部分)100グラム1枚入り3,500円や、特選サーロイン100グラム1枚入り2,500円、ビーフシチュー1人前2,000円など。ほかに、餃子や牛ホルモンなど1,000円以下のものもあるが、すべて冷凍商品となっている。

「料理をする人が少なくなっている中で、お惣菜系の人気がある」(髙山精肉店の髙山康生代表取締役)と言い、中でも1番人気は、同店オリジナル商品で雪むろ芳醇和牛使用したレトルトカレー「俺のカレー」2食入り1,100円だ。雪室は常に一定温度が保たれており、肉に負担をかけないことに加え、肉のタンパク質が分解され、肉の旨み成分が出てくるという。

タレント・ローラさんが写っている「俺のカレー」パネル

自販機人気ナンバーワンの「俺のカレー」

「いつ行っても商品が変わっているのが理想」(髙山代表取締役)と、今後も定期的に全体の3割ほどの商品を入れ替えていく考えで、同時に新商品の開発にも注力していく。

髙山代表取締役は、「肉の方では、今は健康志向で赤みが人気で、日本人はやはり、すき焼きやしゃぶしゃぶなどの薄切りの肉が好まれる。一方で、自販機は予想通り好評だが、本店(上越市本町商店街)に来ていただくための導入でもあり、広告だとも思っている」と話していた。

肉のいろは本店

 

(文・撮影 梅川康輝)

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