にいがた経済新聞編集部発「今週のまとめニュース」(6月19日〜25日)

 

経済

6月19日

フラー(新潟市中央区)が7月25日、新潟県内企業初の東証グロース市場に上場へ 

6月20日

雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)がついに開発成功、きのこを主原料とする代替肉 今年度中の発売目指す

6月21日

利器工匠具卸売の吉村久幸商店(新潟県三条市)が弁護士一任、7月11日に債権者集会

6月22日

Jマテ.カッパープロダクツ(上越市)がカワイ精工(上越市)と共同で「DXの地産地消」を構築へ

【企業進出】TOPPANエッジが新潟市に新拠点、県と市は雇用創出へ期待


6月23日

スノーピーク(新潟県三条市)の米子会社、リゾート地「サンダンス マウンテン リゾート」とパートナーシップ締結

 

政治・行政

6月21日

6月補正予算で「子育て応援定期預金」約13億円を計上、生まれた子供に定期預金10万円贈呈、今秋から実施

新型コロナウィルス感染症「第9波」の可能性について、花角知事「急激な増加とは思っていない」

新潟県阿賀町の水道事業会計約6,600万円の公金横領で45歳女性が懲戒免職に 神田一秋町長も3か月の減給

6月22日

「これは政策の一環」新潟県上越市の中川幹太市長、新潟県内4市目のパートナーシップ宣誓制度を今年度中に導入へ

 

社会

6月20日

【新型コロナウィルス感染症】囁かれる「第9波」の入り口、新潟県は大丈夫か?

【国指定重要文化財】関川村の豪農の館「渡邉邸」が補助金不正受給、公式ホームページに謝罪文掲載

6月21日

新潟県立大学に「北東アジア研究所」が設立、環日本海経済研究所を引き継ぐ本格学術拠点として高まる期待

6月23日

【スポーツと医学の融合】女子プロバスケットボールの新潟アルビレックスBBラビッツが「眼の精密検査」を実施、未来の「視能訓練士」たちが活躍

【LGBT】新潟県が「性の多様性等に係る県民意識調査」の実施を発表


6月24日

【長岡新聞】中村三奈子さん失踪から25年 与板LCがパネル展 母・クニさんの講演も

 

編集部ピックアップ

6月20日

【体験ルポ】標高約1,100メートル、ウグイスの声が聞こえる秘湯・野天風呂「黄金の湯」へ【動画あり】

【新型コロナウィルス感染症】囁かれる「第9波」の入り口、新潟県は大丈夫か?

6月21日

植物を愛した牧野富太郎博士の人柄知って 長岡市立科学博物館で企画展 6月28日まで

6月22日

コジマタケヒロのアルビ日記2023 Vol.12 高宇洋「みんなで1勝に貪欲に」

6月23日

【独自】世界的デザイン賞を受賞した「くみ木の絵本」、デザイナー高井幸江さん「世界中の子供たちに遊んでほしい」(新潟県燕市)


6月24日

「週2日フルリモート複業社員」の働き方(特定非営利活動法人しごとのみらい 理事長 サイボウズ株式会社勤務 竹内義晴)

 

編集後記

記者という職業を長くしていると、不思議な「縁」とも言うべき出会いがある。

約20年前、新潟県内のある新聞社で記者をしていた私は、新潟県上越市の今はなき福島城(1607年完成)の取材をするために、地元の福島城研究の第1人者である渡邊昭二さんのお宅へ向かった。そこで、渡邊さんにインタビューをさせていただき、帰り際には、福島城に関する自費出版の本「蘇る『越後福島城』」まで頂いたのであった。福島城は「幻の城」とも呼ばれ、時代的には春日山城と高田城の間に位置し、わずか7年で廃城した短命の城だった。現在は、旧古城(ふるしろ)小学校跡地や、大企業の工場敷地となっている。

あれから何十年も経ち、「にいがた経済新聞」に転職した私は、2021年4月に佐渡汽船の直江津・小木航路にジェットフォイルが就航する取材に出向いた。セレモニーなどの取材を終え、帰ろうとしていると、「新聞社の方ですか?」と初対面の1人の男性から声をかけられた。その時、私は会社の腕章をしていたのである。その男性は、A4の分厚い茶封筒を持って、「福島城について取材してもらいたいのですが、まずは資料を読んでくだい」と話しかけてきた。

デスクに相談し、取材することになった。話を聞くと、その男性は元古城小学校の教頭で大学の先輩でもあり、なんと、渡邊さんの意思を引き継ぎ、福島城の研究をしていた方だった。しかも渡邊さんは、2021年3月に94歳で亡くなっていたのだ。私もしばらく渡邊さんとは年賀状のやり取りをさせていただいていたが、まさか、元教頭に会う1か月前に他界されていたとは知る由もなかった。これは、渡邊さんが会わせてくれたのかもしれない。私はそう思った。

2021年6月に、元教頭を取材し、福島城の記事を書いた。記事には、私が約20年間自宅に保管していた「蘇る『越後福島城』」を手にカメラに収まる元教頭が写っている。なんという運命だろうか。それからも元教頭との付き合いは続き、取材先の紹介もして頂いた。

そして、今年5月末、元教頭と会う機会があり、福島城の話になった。そして、渡邊さんから引き継いだ資料や過去の新聞記事のコピーを見せてくれた。その中に私が20年前に書いた渡邊さんのインタビュー記事があったのだ。なんと、渡辺さんは私の記事を切り抜いて持っていてくれたのである。

まさに、見えない何かによって結ばれた縁(えにし)のように思える。

やはり、「事実は小説よりも奇なり」か。

(編集長・梅川康輝)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓