新潟県、高齢者の2回目のワクチン接種の終了時期を前倒し

新潟県は28日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、新潟市に発令中の特別警報を継続すること、大型連休の呼びかけの内容、飲食店の認証制度、ワクチン接種のスケジュールについて情報を共有した。

飲食店の認証制度については、現在、県独自や国経由で先行して導入している他県(山梨県など)の事例を収集していて、「5月中を目標に制度をスタートさせたい」(花角英世知事)という。

ワクチンの接種については、菅総理が今月26日に「希望する高齢者に7月末を念頭に2回の接種を終えることができるよう取り組む」と発言したことを受け、県でも現在のスケジュールを前倒しして7月末までの2回目接種の完了を目指すことにした。

それを実現するための課題として、「医師や看護師の確保」「前倒しに伴って増加する財政的負担」があるという。

こうした中、県では医師会などの関係団体、大学病院、県立病院などに医師・看護師確保に向けた依頼を行っているほか、ワクチン接種業務に従事できる看護職(現場から離れている看護師)と、市町村のマッチングを行っていて、27日時点で175人が登録し、29人の看護職員と7自治体をマッチングしているという。

 

財政面については、「国には基本的に(財政面での)面倒を見ると言っていただいている。市町村が安心して取り組めるような環境を早急に作っていく」(花角知事)と話していた。

マッチングの仕組み

新型コロナウイルス感染症対策本部会議であいさつをする花角英世知事

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