【長岡で一番熱い夜】株式会社ATOMicaが「ASSEMBLE NAGAOKA NIGHT」を開催

株式会社ATOMicaは3月6日、新潟県長岡市にあるassemble長岡にて「ASSEMBLE NAGAOKA NIGHT」を開催した。当日は、最近、新規事業を立ち上げたばかりだという長岡市内の3人の起業家たちによるピッチイベントも行われ、Chatworkの創業者で、日本エンジェル投資家協会の山本敏行代表理事や、小柳建設株式会社の小柳卓蔵代表取締役もゲストとして参加し、若い起業家たちの語る新たな挑戦の可能性に、期待を膨らませていた。

投資家の前でピッチを行う長岡市内の若手起業家

また、山本氏の講演では、Chatwork創業時の話など、経験や失敗談も交えて話された。講演の中で山本氏は、「貴方の事業はなくてはならないものですか?」と参加者に問いかける。「起業は、スタートアップ時は総合格闘技。起業家に必要な能力ひとつでも欠けていると、それは致命傷になる」と厳しい一言を投げかける一方で、「(失敗など、)一から経験していく時間がないからこそ、経験豊富なメンターが必要」と、メンターの重要性について指摘した。

創業の苦労話や成功話について真剣に語る山本敏行代表理事

後半は、山本氏と小柳氏を交えての交流会が行われ、参加者たちはお互いの交流を通じて、新しいビジネスのヒントやビジネスパートナーを作る機会に恵まれた。

参加者の一人だった長岡市在住の竹田裕太さん(24歳)は現在、就職活動中である。やりたいことが見つからない状態で、定期的に通っているジムに今回のイベントのポスターが貼ってあるのを見つけ、何かヒントになるものがあればと思って参加したという。「(イベントに参加して)いろんな考え方があることを知った。些細なアイディアから何かが生まれる。まずは、アイディアを見るけることから始めたい」と前向きな気持ちで話が聞けた。

竹田裕太さんには良いきっかけとなったようだ

また、同じく長岡市在住の会社員、竹内照晶さん(38歳)は、「社内起業に挑戦したい」と考えている。「若い方の中で、触発され、参考になった」という。交流会では、普段人との繋がりが余りない中で「いろんな人の話を聞けたら」と、期待を寄せて参加をした。

近年、山本氏は高校生向けにユニコーン起業部を起ち上げ、高校生起業家の育成にも取り組んでいる。起業部に参加したことのある井塚杏奈さん(17歳)は、物質工学科に通っている長岡高専の学生である。「長岡で頑張る先輩たちの姿を見て、単純に自分も頑張りたい」と、ピッチで発表した先輩達の姿に触発された様子である。

「起業も将来の選択の一つとして考えている」井塚杏奈さん

今回の催しを企画した秋田峻佑さんは、「このタイミングでもう一度、ピッチイベントをアッセンブルとしてやろうと思った。今回、山本さんのスケジュールとも合い、開催できた。ラフでもなく、固くもなくこの施設を使った独特なピッチイベントとなった」という。一方で、「交流会の時間をもっと設けたかった。今後も同様なイベントをやっていきたい」と語った。若手の起業家同士や投資家の絆を深める熱い一夜となった。

お互いの交流を深める参加者

 

(文・写真 湯本泰隆)

 

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