【M&Aの実践と戦略】実例から学ぶM&Aのエッセンス|みらい法務会計グループ


株式会社えちごホールディングス(新潟県三条市)

えちごホールディングスと下越のM&A※1は、戦略的な施策と迅速な実行力で、わずか1か月という短期間での合意により、業界内で大きな話題となりました。

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【わずか1か月で締結】えちごホールディングス(新潟県三条市)と下越(新潟県聖籠町)がM&Aを実現(2023年12月29日)

 

今回のM&A概要

自動車販売や整備・鈑金塗装を手掛けるえちごホールディングス(新潟県三条市)と、自動車補修用リサイクルパーツの商品化に注力する下越(新潟県聖籠町)は、事業譲渡を目的としたM&Aで合意に至りました。

このM&Aは、環境保護の推進と資源利用の最適化を目指す両社のビジョンが一致する中で成立したものです。具体的には、環境保護の推進と資源利用の最適化を目指す下越と、電気自動車の普及を通じて持続可能な社会を実現しようとするえちごホールディングスのビジョンが一致したものです。

 

M&Aとは?

M&Aは「合併(Merger)」と「買収(Acquisition)」の略称で、企業が他の企業と組み合わさることによりビジネスを成長させる戦略です。新しい市場への進出、先進技術の獲得、運営の効率化など、多様な目的で利用されます。

 

なぜM&Aを行うのか?

M&Aは、新市場の開拓、技術革新の取り込み、効率的な運営など、多岐にわたる目的で実施されます。特に、資源や知識が限られている中小企業にとって、大きな成長のチャンスとなり得ます。

 

えちごホールディングスと下越のケース

このM&Aでは、両社が環境保護と資源利用の最適化という共通の目標を持ち、持続可能な社会実現を目指していました。えちごホールディングスは、下越の専門知識とリソースを活用して自動車リサイクル部門を強化し、事業の再構築と効率化を図りました。

これにより、市場拡大とリサイクル社会への貢献が期待されています。

 

締結への秘訣「迅速な意思決定」

M&Aの成功の鍵は迅速な意思決定にあります。えちごホールディングスと下越の事例では、タイムリーな意思決定がスピーディな合意に大きく貢献しました。

この迅速な決断を支えた要因は、事業承継計画を素早くまとめたこと、そして銀行との緊密な連携にあります。事業承継計画の迅速な完成は、経営上の不確実性を最小限に抑え、戦略的な決定をスピードアップさせることができました。

また、銀行との密接な連携により、必要な資金調達を迅速に進めることが可能となり、全体のプロセスを加速させました。さらに、M&A担当者が銀行出身であることが、財務、法務、業務の各面でのサポートを可能にし、スムーズな意思決定プロセスを促進しました。

これらの要素が組み合わさることで、迅速かつ効果的な合意に至る道筋がつけられたのです。

 

M&Aを成功させるための重要なポイント

~適切なターゲットの選定と徹底したデューデリジェンス※3~

今回の事例からわかるように、自社の目的に合った企業を選ぶことと、財務、法務、業務の面でしっかりと調査し、リスクを評価することが重要です。

いかがでしたでしょうか?えちごホールディングスと下越のM&A事例は、戦略的なアプローチと迅速な実行の重要性を示しています。

ポイントをまとめると、以下のようになります。

 

迅速な意思決定:成功への道は、タイムリーな意思決定から始まる

適切なターゲットの選定:自社の目的に合致する企業とのM&Aが成功の鍵

徹底したデューデリジェンス:財務、法務、業務の面での詳細な調査により、リスクを最小限に抑える

 

これらの要素は、M&Aの成功を構築するための基礎となります。しかし、実際の適用は各企業の状況に応じて異なります。

そこで、あなたのビジネスにこれらの要素をどう活用できるでしょうか?

あなたの会社が直面する課題を解決し、成長を遂げるためにM&Aをどのように適用できるかを考えてみてください。

次回は、M&Aのメリットとデメリット、実現に向けた具体的なステップに焦点を当てます。これがビジネスでの新たな可能性を探る助けになれば幸いです。

 

【用語説明】
※1 M&A(合併と買収):M&Aは”Merger and Acquisition”の略で、企業が他の企業を合併(Merger)するか、買収(Acquisition)することを意味します。これにより、会社は成長し、市場での地位を強化できます。

※2 事業承継計画: 企業の所有権や経営権が新しいオーナーや管理者に移行する際の計画です。これにより、スムーズな移行と事業の持続性が確保されます。

※3 デューデリジェンス: M&Aプロセスにおいて企業が行う徹底した調査のことです。この調査により、買収対象の企業の財務状況、法的問題、業務運営のリスクを評価します。

 

みらい法務会計グループ
(行政書士法人みらい法務会計/みらい経営コンサルティング株式会社)

代表 平野 洋人

Mail:houmukaikei.niigata@gmail.com

TEL:050-5897-6512

X(旧Twitter)アカウント:@mirai_ma

 

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