原子力規制委が東京電力柏崎刈羽原発6号機の試験運転を承認、即日燃料装荷が開始される

東京電力柏崎刈羽原子力発電所
東京電力ホールディングス株式会社は6月10日、柏崎刈羽原子力発電所 6 号機について、原子力規制委員会より、原子炉を起動する前までに行う使用前事業者検査を含む設備の健全性確認に向けて、安全対策設備の試験使用の承認を受けたことを発表した。
これに伴い、同日から燃料装荷を開始。原子炉に燃料棒を入れる作業に着手した。今後はその後の使用前事業者検査を含む設備の健全性を確認しながら、7号機よりも優先して6号機を再稼働へと進めていく方針だ。
6号機では今後、燃料プールにある計872体の核燃料を原子炉へ移す作業が進められるが、約2週間で燃料棒を入れ終え、早ければ8月ごろには原子炉を起動できる体制が整う見込み。
一方で、実際の再稼働には地元同意が不可欠とされ、新潟県の花角英世知事は県民から意見を聞くための公聴会を開くなどを経ながら最終的な判断をする予定だ。