新潟大とNECソリューションイノベータ、AIを活用した手術後感染の予測モデルを構築 

85%の予測を達成

新潟大学医療情報部(教授・赤澤宏平氏、薬剤部・中澤香子氏)とNECソリューションイノベータ株式会社(東京都)は、AIを活用し、消化器外科手術患者の手術後感染を予測するモデルの検証を行った。

この検証ではNECの最先端AI技術と、新潟大学医歯学総合病院の消化器外科手術で入退院した患者約2000人(2013年から17年)の電子カルテデータを匿名化して用いた。その結果、精度指標を示すAUCは85%を達成し、手術後の感染を予測するモデルを構築した。今後、感染の早期予測につなげていく。

感染症での死亡者数は、現在、世界で年間70万人にのぼるほか、2050年に推定される死亡者数は1000万人と予想されていて、感染症防止は重要な課題。そうしたなか、術後感染症のリスクを低下する目的で、抗菌薬の予防的投与が有効だが、抗菌薬の多量投与は薬剤費への影響が大きいほか、耐性菌が発生・増殖するリスクが高くなるという。

新潟大学医歯学総合病院(2019年1月撮影)