新潟県阿賀野市で「CO2フォーム技術」を用いた原油回収促進技術の実証試験に向けた共同研究

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(東京都港区、以下JOGMEC)と株式会社INPEX(東京都港区)は今年4月より、INPEX南阿賀鉱場(新潟県阿賀野市)にて、二酸化炭素を用いた原油回収促進技術(EOR)のための実証試験へ向けた共同研究を展開している。

この試験は、INPEX南阿賀油田において、現在開発中の「CO2 EOR効率改善技術(CO2フォーム技術)」を用いて、地下に残留した原油の回収促進効果の実証を目的とするもの。また、原油回収後にCO2の一部は地下に残留するため、温室効果ガスの一つであるCO2削減効果についても検証することを予定している。

今後、詳細試験計画策定などの準備作業を進め、2022年には新規に坑井を2坑掘削し、実証試験を実施する予定である。両社では、この実証試験を通して原油回収促進技術の開発と適用促進を図り、将来的には、海外油ガス田での技術展開につなげていく方針だ。

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