暑中見舞い

本成寺(新潟県三条市)、料亭・山重(新潟県加茂市)、角屋社屋別館(新潟県十日町市)の建築物が新たに有形文化財に登録


本成寺本堂外観(撮影:田村収、提供:三条市生涯学習課)

国の文化審議会が16日に開催され、新潟県内に所在する9件の建造物を国の登録有形文化財に登録されるよう文部科学省大臣に答申した。登録は、答申後に行われる官報報告をもって正式決定となり、今回で新潟県内の登録有形文化財(建造物)は539件になる。

今回、新たに登録有形文化財(新潟県内分)となる9件は以下の通り。

◎建築物・宗教   本成寺本堂(三条市)
◎建築物・宗教   本成寺客殿(三条市)
◎建築物・宗教   本成寺庫裏(三条市)
◎建築物・宗教   本成寺表玄関(三条市)
◎建築物・宗教   本成寺大書院(三条市)
◎建築物・産業3次 山重本店店舗(加茂市)
◎建築物・産業2次 山重仲町通店座敷棟(旧・加茂錦酒造母屋、加茂市)
◎建築物・産業2次 山重山の蔵(旧・加茂錦酒造酒蔵、加茂市)
◎建築物・産業2次 角屋社屋別館(十日町市)

 

本成寺

本成寺客殿外観(撮影:田村収、提供:三条市生涯学習課)

本成寺客殿の内陣、須弥壇 (撮影:田村収、提供:三条市生涯学習課)

本成寺は三条市街に所在する法華宗陣門流の総本山。本堂は明治36年に建築された入母屋造りの本瓦型金属板葺きの建物で、正面の三間向拝は唐破風を3つの懸魚で飾っており、富士大工による壮大な造りを特徴とする。今回は同時期に建築された客殿、庫裏、表玄関、大書院とともに、「造形の規範となっているもの」「国土の歴史的景観に寄与しているもの」という基準を充し登録された。

 

山重

山重本店

山重内観(提供:加茂市社会教育課)

山重は加茂山北麓、加茂市の市街を見下ろす位置に立つ料理店。本店店舗は明治後期に建造された近代料亭の恒例で、斜面を利用して上段の店舗棟と下段の喫茶棟、それぞれの2階部が接続している。仲町通店は大正時代に建てられた酒造店の住宅を改装した施設であり、山の蔵はその造り酒屋の醸造蔵。後者は桁行20メートルに及ぶ土蔵造り2階建てで、内装は仕込蔵の特徴を伝える。

 

角屋社屋別館

角屋社屋別館(提供:十日町市教育委員会)

角屋社屋別館、1階和室(提供:十日町市教育委員会)

角屋社屋別館は十日町市内本町通に東面する店舗で、二階建て切妻造りで妻入りの建築物。吹き抜けの茶の間は、積雪時には高窓から光を取り入れるという、豪雪地帯の町家の特徴をよく示している。

 

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