【キシャメシ】塩ラーメンの代表格! 最後の一滴まで飲み干したい極上の一杯「麺屋ななひら」
「あっさり系が好きなら、ぜひ行ってみて。唯一無二だから」
複数の友人から勧められていたラーメン店がある。聞くところによれば、その店の名物は「塩」。塩ラーメンというと、シンプルがゆえ味のごまかしが利かないというイメージがあるが、ここのラーメンはどうなのだろう。
取材で新潟市西区に訪れた日、早速寄ってみることにした。今回訪れたのは、新潟市西区小針にある「麺屋ななひら」だ。
JA新潟厚生連新潟医療センターから徒歩約2分、店名が書かれた大きな看板が目印だ。
2013年にオープンし、10年以上にわたり塩ラーメンを看板として掲げてきた。週末の昼どきには行列ができることもしばしば。若者や子ども連れのファミリー、そしてお年寄りまで、幅広い年代に愛されているラーメン店だ。
広々とした店内には、カウンター、テーブル、小上がりと30席ほどが用意されている。
メニューのトップに君臨するのは、塩ラーメン。その他、たんめんや中華そば、醤油ラーメン、チャーハンなども。塩ラーメンとチャーハンがセットになった「ラーチャンセット」が気になったが、現在ダイエット中の記者。ここはラーメンだけで我慢するとしよう。
こちらが「塩らーめん(950円)」。着丼と同時に魚介出汁の香りがふんわりと漂う。
透き通る黄金スープを一口ゴクリ。
なんとコク深いおいしさなのだろう……! 鶏ガラをベースに、厳選した数種類の塩と複数の魚介ダシをブレンドしてあるのだとか。あっさりしながらも旨味が強く、丁寧に作られているのがストレートに伝わってくる。これはゴクゴク飲み干してしまいそうだ。
スープを引き立てるように作られた、特注麺。麺は細く、スープをまといながらスルスルと喉を通っていく。
そして、特徴的なのがトッピングだ。梅のフルーティーな酸味と炙りチャーシューの香ばしさが良いアクセントに。卓上の柚子胡椒を加えれば、また違う味わいに変化して二度おいしいのである。これは唯一無二のバランス。この味にファンが多いのも納得だ。
あっさりだが、決して物足りなくはない。店主のこだわりが感じられる一杯をいただいた。あぁ、このスープとともにチャーハンを頬張ったら、どれだけおいしいのだろう。次回は、ラーチャンセットに決まりだな……。ダイエットは「麺屋ななひら」を食べた後から始めるべきだった。
(記者:A)
【店舗情報】
麺屋ななひら
新潟県新潟市西区小針3-26-19
025-230-0357
11:00-15:00(L.O. 14:45)/17:00-21:00(L.O. 20:45)
水曜他不定休
【Google map 麺屋ななひら】
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。