【本決算】株式会社コメリ(新潟市南区)、プライベートブランド好調に推移し増収増益

株式会社コメリ 本社
株式会社コメリ(新潟市南区)は4月22日、2025年3月期決算(連結)を発表した。
営業収益は3,791億9,200万円(前年同期比2.3%増)、営業利益は223億9,600万円(同1.4%増)、経常利益は222億4,800万円(同0.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は137億1,900万円(同0.1%増)となった。
春先は天候が安定し、主力カテゴリーである肥料・農薬・刈払機などの農業者向け商品や家庭菜園資材の販売が売上を牽引した。また、全国的に梅雨入りが遅れたことで、エアコンや遮光用品など夏物商品の販売が早く動き出し、売上を底上げした。
さらに、南海トラフ地震臨時情報の発表や台風10号の発生を受け、家具固定ポール・懐中電灯・電池・養生テープ等の防災用品のニーズが高まった一方、9月以降は記録的な残暑の影響をうけ、家庭菜園に関連する商品の販売に遅れや、花苗・培養土などのガーデニング需要に減少がみられた。
気温の高い日が続いた影響で、石油ファンヒーターなどの暖房用品の販売に遅れが見られたが、12月からは気温が下がり、需要は回復基調となり、2月は大雪の影響で暖房用品や除雪用品の売上が伸びた。
3月以降は気温が上昇し、肥料・農薬、農業資材といった農業者向け商品の販売が再び堅調となった。
また、プライベートブランド(PB)のブランディングを強化しているカー用品「CRUZARD」、レジャー用品「Natural Season」の販売も好調に推移した。
次期の連結業績見通しについては、3,910億円(前年同期比3.1%増)、営業利益は235億円 (同4.9%増)、経常利益は237億円(同6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は146億円(同6.4%増)を見込む。
新規出店については、パワーを8店舗、PROを8店舗、ハード&グリーンを19店舗、計35店舗を計画。また、既存店改装については、総売場面積の10%以上を計画している。
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