新潟県新発田市の「月岡温泉 摩周」が客室を含む館内全域を禁煙化

全面禁煙化により従業員の受動喫煙も減少

新潟県新発田市の温泉旅館「月岡温泉 摩周」は、来年4月に施行される改正健康増進法に先駆け、客室(全38室)を含む館内全域を禁煙化した。

2018年7月に(店舗や飲食店を含む多くの人が集まる施設での受動喫煙対策の実施が義務付けられた)健康増進法の一部を改正する法律が成立し、今年7月から学校・病院・児童福祉施設など行政機関が原則敷地内禁煙となった。さらに来年4月には上記以外の施設も原則敷地内禁煙となる。ただ、客室は、「人の居住の用に供する場所(人が住むために使われる場所)」であることから対象外となっているという。

しかし、同旅館では「不特定多数の人(宿泊客)が毎日使用する、プライベート性を併せ持った公共スペース」であることから客室も禁煙化した。これにより、宿泊客だけでなく、館内で働く従業員の受動喫煙も減少することから、働き改革にもつながると見込んでいる。

禁煙の動きを巡っては、居酒屋チェーン「串カツ田中」が昨年6月に、ほぼ全店での全席禁煙に踏み切った結果、既存店の売り上げが伸び、話題を集めた。

一方、同旅館では昨年7月まで、全面改修工事を3期に分けて4年がかりで行ってきた。この結果、団体客仕様から個人グループ仕様へと大きく生まれ変わったほか、宴会場(180畳)を改装し個室型のレストラン「雪terraceあかり」に変えて、地元の宴会受け入れもやめた。さらに、80人程度収容可能な会議室を、オープンキッチンを備えたレストラン「えん」に改修している。

上写真2枚は摩周