【倒産情報】中野石油(新潟市中央区)が破産開始決定、県内191番目の新型コロナウイルス関連倒産
東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社中野石油(新潟市南区)は、5月12日に新潟地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には江花史郎弁護士 (にいがた駅前法律事務所) が選任された。
負債総額は約5700万円が見込まれる。
同社は1991年8月に設立されたガソリンスタンドで、地元の一般個人や事業者を対象に営業を展開していた。しかし、コロナ禍においては、外出自粛や低燃費車の普及などで石油製品の需要が低迷。その後においても、業況に好転材料は乏しく、2024年5月期は約7200万円の売上高を計上したものの、赤字決算を強いられ、財務内容も債務超過の状態にあったもので、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは191件目となる。