特殊詐欺の「受け子」などの役割か 金融機関職員の名刺の偽造などの疑いで23歳男性を逮捕 職務質問で発覚

新潟警察署
新潟警察署と新潟県警組織犯罪対策課は5月21日、住居不詳無職の23歳男性を私印不正使用未遂と私印偽造の疑いで逮捕した。
警察によると、男性は5月18日、新潟市中央区のコンビニエンスストアに設置されていた印刷機を使用し、金融機関職員の名義の名刺を1枚偽造。そして翌日19日、同区の路上でその偽物の名刺を所持していた。しかし、路上で警察官の職務質問を受け、その後の捜査で容疑が固まって逮捕された。
なお、名刺は実在する金融機関を騙るものだったが、職員の名前は実在しないものだった。
県内では金融機関の職員を名乗ってお金を騙し取る特殊詐欺が増えており、警察では、今回逮捕された男性についても、いわゆる「受け子」など、詐欺の実行役として偽物の名刺を作成し、所持していたと見て捜査を進めている。